いろいろな写真館さんにお伺いしていると、いろいろな質問を受けます。
その中で、こんな質問もあります。
「うちのお店と○○写真館(業界でも認知が高い)との違いって何?」
もちろん、ご質問される写真館さんの状況によって、全く答えは変わってくるのですが、
ある写真館さんの場合には、ご質問してくださった写真館さんの方が、
おそらく写真が綺麗で、一組のお客様の撮影にかける力も入っているのではないかと感じました。
単純に都市部か郊外・地方型かの違いが大きいのですが、
どうもご本人は納得されないようでした。
そこで、お伝えしたことは、顧客密着への取り組みなども違いますよなどとはお伝えしましたが、
商圏人口に対するシェアから考えれば、ほぼ同じなのです。
実は、このご質問してくださった写真館さんには、たくさんの強みがあります。
その中の一つとしてお伝えしたのが、
「お客様が都会から1時間も下ってきて撮影をして欲しい」というお店であるということです。
一般的に、購買行動としては、地方部に行くよりも都市部へ移動していきます。
これを「上る」と表現します。
逆に、都市部から地方部に移動することを「下る」と表現します。
いろいろな地域で、このような購買行動は一般的です。
例えば、私は愛知県の豊田市の出身ですが、家族は普段の買物は市内ですませ、
ちょっとした良い物、贅沢品を買う場合には、名古屋に行きます。
これが、「上る」ということです。きっとこのような行動は、身近にあることと思います。
さて、話しをもとに戻します。
この質問をしてくださった写真館さんは、都市部から1時間は下る場所になります。
例えば、朝の通勤電車は、私が待っている駅(都市側)では、電車から怒涛のように人が降りてきます。
つまり、都市部に出勤してきているということです。
その反面、私がそのまま乗る電車は、朝ですのでガラガラです。きっと、夜の下り電車は混んでいることと思います。
このようなところにある写真館さんなですが、いくつかのお客様は、ホームページなどを見て、
わざわざ都市部から1時間以上の時間をかけて、この写真館さんに撮影に来られたのです。
これは、すごいことと思います。
そのお客様にとって、余程、魅力的でなければ、わざわざ1時間以上も時間をかけてこないでしょう。
このように写真館という商売は、足元商圏以外からも集客できる要素を持っているのです。
一般的に考えれば「上る」ことが当たり前ですが、
取り組み方や見せ方によっては、しっかり下ってきてくださるお客様もいるのです。
やはり、自社の強み、長所をしっかり捉え、磨きこむことが大切なのですね。
船井総研 写真館ビジネスチーム チーフ経営コンサルタント 井口 章
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