以前、ライフサイクルについて、このブログに書きました。
9月30日~10月6日のブログです。
特に写真館業界で考えたいことは、後半の安定期についてです。
先日、首都圏の写真館さんでお打ち合わせでした。
この写真館さんでは、新しいスタジオづくりに入っています。
それにも関わらず、経営者は、比較的、ご高齢でもあります。
(と、このブログを読まれると叱られちゃうかもしれません、汗)
このような状況の中、改めて自社スタジオの方向性はという話になりました。
首都圏は、今年に入って地方からの新規参入が激しくなっています。
したがって、もともと首都圏で写真館をなさっている方々は脅威に感じられています。
この新規参入組みは、多くの販促をします。
したがって、露出も多くなります。だから、既存の写真館さんは、気になります。
ところが、本来、もっと気にしなければならない写真館が多店舗展開しているのです。
データ販売からスタートするカジュアル系スタジオです。
もともとは外国の方が日本に来て始められ定着したスタイルですが、ほとんど同じビジネスモデルで多店舗展開する方が出てきています。
このビジネスモデル自体が、1日の件数を多く撮影するスタイルではないので、前述の地方からの参入組みに比較して販促は地味なのですが、お客様目線で見ると脅威だと感じます。
まさに安定期第四期から第五期の流れです。
脅威ではあるのですが、この新しいと思われたスタイルもすでに同質化が始まっています。
多くのビジネスがモデルを参考にして立ち上がっていきます。
そのため、ある段階にくると、どこも同じという同質化が始まります。
常に、この状況を意識し、本当の意味でのオンリーワンを作ることが出来るか、まさにこれが大切な局面に入ってきてます。
船井総研 写真館ビジネスチーム 経営コンサルタント 井口章