ボクらが一兆一匹の命を食べている理由 | 消しゴム君 寫画集

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寫眞と物語と言葉で綴った寫画集

 

 

<ボクらが一兆一匹の命を食べている理由>

 

世界中の野生生物の52%が

過去40年間で消滅し、

その破壊の大部分が

ボクら人間の「消費」によるものだと

科学者が言っていた。

 

もしそれが事実だとしたら、

ボクらの今の「生きかた」に

正義はあるのだろうか。

 

一匹のマグロが食べ頃になるまでには、

百匹のサバを食べる。

 

一匹のサバが食べられ頃になるまでには、

百匹のイワシを食べる。

 

一匹のイワシが食べられ頃になるまでには、

百匹のイカナゴを食べる。

 

一匹のイカナゴが食べられ頃になるまでには、

百匹のチリメンジャコを食べる。

 

一匹のチリメンジャコが食べられ頃になるまでには、

百匹のミジンコを食べる。

 

一匹のミジンコが食べられ頃になるまでには

百匹のプランクトンを食べる

 

つまり、

人間が一匹のマグロを食べると言うことは、

一兆一匹の命を食べることになる。

 

(※浄土真宗の公式サイトより引用)

 

でも、

ボクら人間を食べる生き物は

この地球上にいない。

 

だからこそ、

その一兆一匹の命によって得た

ボクらの足と手と声を

隣人に差し出すことで

ボクらは初めて「地球上の命」の

一つとして循環できるんだ

 

だって

食物連鎖がどこかでプツンと切れたら、

ボクらを含む生物はここにはいないのだから。

 

ボクらは命を食べ

それで得た命を

誰かに使わなければ

「生きる」に正義は無いという事

命は循環しないという事

 

ボクらが一兆一匹の命を食べている理由は

そこにあるんだと言う事を

忘れてはいけないと思った

 

※写真はフリーをお借りしました (感謝)