再録:私鉄全駅・全車両基地03/東急電鉄(東横線・目黒線・多摩川線・池上線) | 松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

創造芸術は人間の根源的な表現欲求と知的好奇心の発露の最も崇高な形。音楽家・作曲家を目指す貴方、自分の信じる道(未知)を進んでいきましょう。芸術・音楽・文化と共に人生と社会を豊かにしていきましょう。~頑張れ日本!〜がんばろうニッポン!

鉄道ファン、しかも私鉄ファンの私が、
毎週の刊行を楽しみにしていた
週刊「私鉄全駅・全車両基地」シリーズ(朝日新聞出版刊)
の第3号は東急電鉄の特集でした。

東急電鉄は、路線総距離はそれほど長くはありませんが、
東京の城南地区
(大田区・世田谷区・目黒区・渋谷区・品川区)から
神奈川県北東部(川崎市中部や横浜市北部や中心部)という
日本有数の高いブランド力を持つ地域に路線網を持ち、
利用客数は日本の私鉄最大を誇る会社です。
路線総距離では遥かに長い東武鉄道や近畿日本鉄道を
遥かに凌駕する輸送人員と営業収入を記録しています。

関西の阪急電鉄と並んで、早い時期から宅地開発と鉄道を
一元的に営業・運営してきたことも大きな特徴で、その
最初の開発街区が現在の田園調布の町並みになっています。

###私鉄全駅・全車両基地03/東急電鉄###

私鉄全駅・全車両基地03/東急電鉄

この第3号では、東急電鉄の伝統的本線という存在の東横線
(一体運営されている横浜高速鉄道みなとみらい線を含む)
をはじめとして、
目黒線・多摩川線・池上線が紹介されています。

生まれて以来ずっと東急沿線に住まい続けてきた私にとって
懐かしい写真が数多く掲載されています。
全号の小田急の旧塗色と同じだった旧3000系車両や、
戦後のバラック同様の光景だった蒲田駅周辺の風景や、
高いビルが無かった渋谷駅付近の遠景等、半世紀以上の
時間の中での東京の変貌をあらためて実感します。

昭和30年代の懐かしい写真の数々

最終日には、当の東急電鉄関係者も
ビックリするような大フィーバーになった
モダンな頭端駅だった東横線(旧)渋谷駅の引退と、
地下(新)渋谷駅の使用開始のよる副都心線直結と
東武東上線と西武池袋線も含めた相互乗り入れ運転によって
渋谷は更なる変貌を遂げはじめています。

変貌を遂げる渋谷

また、この週刊シリーズの特徴として、車両基地の写真、
特に空撮のカットを掲載しているところも、
鉄道ファンとしては魅力的です。

車両基地や空撮のカット

10両編成にまで発展した東横線や田園都市線の一方で、
未だに3両編成の電車が行き来する多摩川線や池上線は、
正に庶民の足といった雰囲気を現在でも醸し出しています。

・・・一昨年1月の大雪の時の池上線・・・
電車は屋根の雪を載せて到着

・・・桜の下を行く新型電車7000系・・・
桜の下を行く新型電車7000系

・・・テレビや映画のロケも多い石川台駅の桜風景・・・
桜の下の列車交換風景2

東急の話題は次週に続きます。