松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

創造芸術は人間の根源的な表現欲求と知的好奇心の発露の最も崇高な形。音楽家・作曲家を目指す貴方、自分の信じる道(未知)を進んでいきましょう。芸術・音楽・文化と共に東日本大震災を乗り越えよう~頑張れ日本!〜がんばろうニッポン!

松尾祐孝(作曲家・指揮者・音楽プランナー)の
ブログへようこそ!。
音楽を中心に据えつつ記事のテーマや内容は
様々な方向に展開しています。
朝の記事、昼の記事、夕方の記事、夜の記事を基本に、
それぞれの時間帯に個別のシリーズをアップすることもあります。
気軽に覗いてみてください。
皆さんも、音楽と共に在る素敵な人生を!
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今日は、アメリカNY州・ハミルトン大学オーケストラ
を指揮した経験を、簡単にご紹介しましょう。

<飛来>シリーズの第5作を下記の経緯で作曲した私は、
その委嘱元であるアメリカを訪ねて、
私自身の指揮でその作品を初演することになったのでした。

ここで、<飛来>シリーズを振り返ってみます。
フルートとヴァイオリンの二重奏の為の第1作、
弦楽四重奏の為の第2作、
クラリネットと弦楽合奏の為の協奏曲になった第3作、
独奏ピアノを伴う室内オーケストラの為の第4作、
というように、次第に楽器編成を拡大してきた
<飛来>シリーズは、いよいよこの第5作で
フル・オーケストラ編成に到達しました。

作品の概要・演奏歴・CD情報を下記に記します。
クラリネットとピアノを独奏とした二重協奏曲ということが
お解りいただけると思います。
初演以来の独奏者のは、
E・マイケル・リチャーズ氏と田野崎和子氏です。
このブログを継続してお読みの方はピンと来られたと思いますが、
実は、<DISTRACTION>シリーズの第1作と関連が有るのです。
その経緯については、後述します。

###<飛来> Ⅴ
    ~クラリネット、ピアノと管弦楽の為の協奏曲~###
          (1991~92)
      ハミルトン大学オーケストラ委嘱作品

演奏時間:約20分

初演:1992年3月  
    ハミルトン大学(USA/NY州)ウェリン・ホール
<日本音楽シンポジウム>
演奏:指揮=松尾祐孝 
   Cl.=E. Michael Richards Pf.=Kazuko Tanosaki 
   Orch.=ハミルトン大学オーケストラ

日本初演:1994年3月 東京文化会館 大ホール
     <現代の音楽展'93>第5夜~オーケストラの夕べ~
演奏:指揮=渡邊一正
   Cl.=E. Michael Richards Pf.=Kazuko Tanosaki 
   管弦楽=新星日本交響楽団

再演&CD収録:1995年5月 
    ハミルトン大学(USA/NY州)ウェリン・ホール
演奏:指揮=松尾祐孝 
   Cl.=E. Michael Richards Pf.=Kazuko Tanosaki 
   Orch.=ハミルトン大学オーケストラ
CD:NEW MUSIC FOR ORCHESTRA
Opus One / OPUS ONE CD 156

写真はこの作品のCD(情報は上記の通り)です。
随分前のリリースですが、まだ入手できるでしょうか?
興味の有る方は探してみてください。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-飛来5CD

The Richards & Tanosaki Duo の委嘱に応えて作曲した
"DISTRACTION for Clarinet and Piano" (1987) の
ニューオリンズで開催された<全米音楽学会>での初演や、
メルボルンで開催された<国際音楽学会>での再演が、
成功裏に遂行されたことによって、お二人と私の絆は
まだ会ったこともなかったにも関らず、深まっていきました。
まだインターネットが普及する前の話で、郵便・電話・
ファクスが国際伝達手段だった時代でした。
1990年に東京と仙台で開催された<ACLアジア音楽祭'90>
に出演される為に来日(帰国)されたお二人に、
漸くお会いすることができました。

そのような意志疎通を継続していた中で、
俄にこの<飛来>Ⅴ の誕生に繋がる話が持ち上がりました。
お二人の当時の勤務先=Hamilton College(USA/NY州)で、
<日本音楽シンポジウム>が開催されることになったのです。
勿論、お二人の熱意と尽力で立ち上げられたに違いありません。

"DISTRACTION for Clarinet and Piano" で
新境地を開拓できた私は、
この書法の更なる可能性を感じていた時期でした。
「この作品を独奏パートに敷延して協奏曲を書いてみたい!」
と考えていたところに、<日本音楽シンポジウム>の話が
舞い込んだのでした。
お二人にも私のアイデアに強い興味を持っていただき、
結果として、Michaelさんが指導したおられた
ハミルトン大学オーケストラと
The Richards & Tanosaki Duo の為の協奏曲を、
大学委嘱作品として作曲することになったのです。

天空から何物かの気配が飛来するかのように曲は始ります。
2管編成オーケストラの柔軟な響きを背景に、
"DISTRACTION for Clarinet and Piano" を分解して
再構成したような独奏パートが、縦横無尽に駆け巡ります。

藝大在学中に学内で演奏された経験を除くと、1991年の
香港フィルハーモニー管弦楽団で"協奏交響~活気ある風景"
(Impressions of Hong Kong管弦楽コンクール
第1位受賞作品)が演奏された事に続く、
オーケストラ作品の発表が、1992年3月に、
まだ冬景色だったアメリカNY州のハミルトン大学
で行われたのでした。
指揮は自分自身で担当しました。
前述の香港フィルでの作品初演の指揮者が
尾高忠明氏だったのですが、そのリハーサルを
経験していたことが、大きくものを言いました。
英語によるオーケストラ・リハーサルの進行方法を、
心得ておくことができたのです。

”経験が人を造る” と言いますが、このような幸運な巡り合わせに、
今でも自分の運命に感謝しています。

追記:
現在、E. Michael Richards と Kazuko Tanosaki のお二人は、
UMBC(メリーランド州立大学ボルティモア校)に転じて、
活発な活動を展開されています。

写真は、2010年秋に訪ねた時の香港の街中の風景です。
赤いタクシー(香港島側の目印)、二階建路面電車、
二階建バスが、高層ビル街を縫うような道路にひしめき合う、
いかにも香港島というカットです。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-香港の路上の喧騒

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"DISTRACTION"シリーズの紹介、
現況全11曲の中の9曲目まで辿着きました。

###DISTRACTION Ⅸ for Saxophone and Piano###
ディストラクション第9番~サクソフォーンとピアノの為に~
        (2009)
現音<現代の音楽展2009>
          サクソフォーン・フェスタ出品作品

演奏時間:約9分
初演:2009年3月  洗足学園 前田ホール
演奏:サクソフォーン(アルト&バリトン)=大石将紀 
   ピアノ=中川俊郎


大石将紀さんは現代音楽に積極的に取り組んでおられる
気鋭のサクソフォーン奏者です。
長年にわたりフランスで研鑽を積まれた後に帰国され、
丁度良いタイミングで、
日本現代音楽協会<サクソフォーン・フェスタ>に、
演奏者の中心的存在として
参画していただくことができました。

作曲家にとって、若い俊英と初めて協働をして、
その方を想定して作品を書くことは、とても楽しい瞬間です。
気合いの入った私は、アルトとバリトンを持ち替えつつ、
サクソフォーンの様々な奏法を駆使する作品を
一気に書き上げました。
大石さんの演奏は、それはそれは素晴らしく、
作曲家の想像(創造)を超えて、自由に飛翔していました。

この<サクソフォーン・フェスタ>の開催にあたっては、
日本サクソフォーン協会との連携が大変重要でした。
私のこの曲を含めたいくつかの作品は、同年暮れの音楽祭=
<サクソフォーン・フェスティヴァル>に招待再演される
貴重な機会もいただきました。

演奏家・演奏家団体と作曲家・作曲家団体の協働・協創は、
とても貴重且つ有意義な連携です。
私個人としても日本現代音楽協会としても、今後とも、
様々な楽器の奏者や団体との協働・協創を
展開していきたいと考えています。

写真は金毘羅様モードを続けます。
金毘羅歌舞伎の芝居小屋に向かう道筋に、
満開の桜を背景にたなびく役者幟が賑やかです。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-金毘羅歌舞伎の幟と桜
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「刑事コロンボ」の各作品の紹介、
旧シリーズからの順番に直すと第31話、
第4シーズンの第6作=最終作になります。
私はほぼ全作品の日本初放映を見てきたので、
懐かしく想い出しながら記事をアップしています。

今回は、精神分析医の主人公とコロンボの緊迫した
やり取りが、名対決と評価の高い「5時30分の証言」です。
一つの不幸な殺人事件を隠蔽するために、
二つの目の殺人を催眠療法を悪用した完全犯罪で、
それもその切掛の指示をコロンボの目の前で行うという
何とも大胆な犯人像とストーリーになっています。

最後の解決は、犯人本人の保身のつもりの証言が、
逆に犯行を行ったという決め手になってしまうという、
大逆転トリックになっています。
仕掛けるコロンボのしたり顔も見物です。

「祝砲の挽歌」に登場したクレイマー刑事が
再登場して、良い相棒役を演じています。

また、吹き替え声優陣にはアニメの人気声優が登場、
被害者=カール・ドナーの声は大平透さん、
(「笑うセールスマン」喪黒福造、
 「科学忍者隊ガッチャマン」南部博士、他)
証人モリス氏の声は永井一郎さん、
(「サザエさん」波平、他)
といった著名声優の名技を聴くことができます。

DVD「5時30分の目撃者」

###刑事コロンボDVDコレクション vol.55###
        「5時30分の証言」

監督=ハーヴェイ・ハート
脚本=ピーター・S・フィッシャー
製作=エヴァレット・チャンバース
撮影=アール・ラス
音楽=ベルナルド・セガール
出演:
ピーター・フォーク(刑事コロンボ)
ジョージ・アン・ハミルトン(マーク・コリアー役)
レスリー・アン・ウォーレン(ナディア・ドナー役)
スティーヴン・エリオット(カール・ドナー役)
カレン・マックホン(アニタ・ボーデン役)


隔週刊「刑事コロンボ」vol.55

「刑事コロンボ」第4シリーズは高く評価されました。
1975年"エミー賞"で、コロンボ役のピーター・フォークが、
最優秀主演男優賞(リミテッド・シリーズ部門)を
第1シーズンに続いて2度目の受賞、
「祝砲の挽歌」ゲスト主演=パトリック・マクグーハンが、
最優秀助演男優賞(シリーズ番組ゲスト出演部門)を、
それぞれ受賞した他、
最優秀作品賞や最優秀美術/装置デザイン賞にも
ノミネートされました。

YouTube / 刑事コロンボ コンプリート ブルーレイBOX
          トレーラー
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東急百貨店渋谷本店の1階に片隅に展示してあった
昭和40年頃の渋谷駅のジオラマを撮影した写真を
先週から毎日1枚ずつアップしていますが、
いよいよ今日のカットで最終回です。

あらためて全景を眺めてみましょう。
東口の風景を東側やや南寄りから俯瞰したものです。

ジオラマ全景2

東横線ホームのかまぼこ型の屋根は解体されてしまいました。
都電の風景は昭和40年代中がで消失してしまいました。
首都高速3号線は東名高速と繋がる大動脈となっています。
また、この東口広場の地下には、今では
東横線と東京メトロ副都心線の結節点となっている
新・渋谷駅ホームが建設されて供用されています。
旧・東横線ホームは解体され、渋谷駅及びその周辺の
大規模再開発の工事が、益々盛んになってきました。
今後十数年で、渋谷駅は大きな変貌を遂げることになります。

昭和が終わってもう28年になりました。

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NHK-FM『現代の音楽』で、
昨年暮れに開催された日本現代音楽協会公演
【ジェルジ・リゲティ没後10年に寄せて】の演奏が
放送されることになりました。

▼3月5日(日)8:10~9:00
最近の公演から ジェルジ・リゲティ没後10年に寄せて(1)
http://www4.nhk.or.jp/P446/x/
2017-03-05/07/71901/4652765/
放送予定曲目(全曲リゲティ作曲作品)
・コンティヌウム
・管楽五重奏による10の小品
・アヴァンチュール
▼3月12日(日)8:10~9:00
最近の公演から ジェルジ・リゲティ没後10年に寄せて(2)
http://www4.nhk.or.jp/P446/x/
2017-03-12/07/33352/4652766/
放送予定曲目(全曲リゲティ作曲作品)
・リゲティーヤナII
・オートル・アヴァンチュール
・ヌーヴェル・アヴァンチュール

滅多に演奏されない作品を一挙に聴くことができます。
どうぞお楽しみに!

リゲティ公演チラシ最新版
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大相撲ファンを自認する私です。
ファン垂涎のDVDマガジンが誕生しました。
ベースボールマガジン社 分冊百科シリーズ
月刊「大相撲名力士風雲録」です。

第12号は、貴乃花から朝青龍にかけての時代に、
複数回の優勝を遂げる活躍を展開した三人の大関、
魁皇・千代大海・栃東の特集、題して
「~勇猛果敢!平成10年代の「鉄人」大関たち」です。

月刊「大相撲名力士風雲録」第12号

魁皇は、関脇で1回、大関で4回、計5回も優勝した
史上最も横綱に近かった大関でした。
右上手を引いた時の強さは正に横綱級でした。
惜しむらくは、2場所以上連続して13勝以上の星を
続けられなかった事が上げられます。
5回目の優勝の翌場所が、
12勝でなくて13勝の準優勝であったなら
横綱に推挙されていたことでしょう。

しかしながら、大関で居続けたからこそ、
早く引退を迫られることなく、
通算勝利、幕内在位等の大記録を
打ち立てることができた訳ですから、
名大関として相撲人生を全うしたと言えるでしょう。

千代大海は、強い時は滅法強かったのですが、
好不調のムラがあり、横綱には届きませんでした。
しかし、優勝3回を記録した立派な力士でした。

栃東は、若貴兄弟に続いて親子三役となりました。
父は、優勝1回挙げたこともあった元・関脇:栃東です。
父譲りの技能と強い足腰が相俟って、
力士としては小柄ながら、入幕9場所目で優勝、
10場所目に新大関というスピード出世でした。

しかし、小柄な体躯を目一杯駆使する相撲故か、
怪我や故障が多く、大関でも2回の優勝を挙げながら、
二場所以上連続した大勝ちができず、
横綱には届きませんでした。

栃東の最後(三回目)の優勝は平成15年3月場所でしたが、
それから11年間も日本人力士の優勝が無いという事態に
なろうとは、当時は想像もしませんでした。
昨年の初場所の大関:琴奨菊の優勝で、
ようやくその空白に終止符が打たれたのでした。

YouTube / 魁皇_上手投げダイジェスト


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"DISTRACTION"シリーズの紹介を更に続けます。


###DISTRACTION Ⅷ for Trombone and Piano###
ディストラクション第8番~トロンボーンとピアノの為に~
        (2006)
現音<秋の音楽展2006> [童楽Ⅳ] 出品作品

初演:2006年11月
演奏:トロンボーン=村田厚生 ピアノ=小山京子


この作品を初演していただいた村田厚生氏は、
現代音楽分野でのトロンボーンの第一人者と目される方で、
2000年の日本現代音楽協会<トロンボーン・フェスタ>
の実現に向けて知己を得て以来、
大変お世話になっている気鋭の演奏家です。

2006年の日本現代音楽協会の企画で、
学校教育との連携イベント=<童楽Ⅳ>で、
小学生による ”音楽づくり” のテーマとして設定した
「ロングトーンと同音連打」を活用した作品を
関連作品として書くことになって誕生したのが、
このシリーズ第8作です。
現代音楽をフィールドにして "音楽づくり" と "観賞” の
連系を高度に実現した企画となりました。

トロンボーンは低音楽器ですので、
通常のこのシリーズの曲に比べると1オクターヴ程度
音域を下げなくてはならない場面を内包しています。
一方で、グリッサンドを自在に操れる特性があり、
これらのトロンボーンの個性をフルに発揮する作品を
目指して作曲を進めました。

初演のピアニスト=小山京子さんは、
実は私と小中学校の同窓生で、この
[DISTRACTION] シリーズの演奏も時々お願いしています。
上記の<童楽Ⅳ>で協働した小学校の一つ=
文京区立窪町小学校に、当時
小山さんのお嬢様が通っておられたというご縁もあって、
初演の演奏を担当していただくことになりました。
世の中、広いようで狭い、音楽仲間ネットワークです。


今日の写真も3日連続で金毘羅様モードです。
但し、久しぶりに "鉄ちゃん"  ショットです。
高松琴平電気鉄道(通称 "コトデン" )の
琴電琴平駅の遠望です。
停車中の黄色い電車は、元・京浜急行電鉄名車1000型を
譲渡使用している車両で、懐かしかったです。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-琴平電鉄桜風景
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「刑事コロンボ」の各作品の紹介、
旧シリーズからの順番に直すと第30話、
第4シリーズの第5作になります。
私はほぼ全作品の日本初放映を見てきたので、
懐かしく想い出しながら記事をアップしています。

今回は、同族経営企業の経営権を巡る確執が原因という
定型パターンの動機による犯行による事件です。
しかし「刑事コロンボ」シリーズにかかると、
こういったストーリーも緊張感と興味が倍増します。

主演(犯人役)は、後にトリュフォー監督等に重用された
ウイーン出身の俳優=オスカー・ヴェルナーです。
タイトルが暗示するように、ビデオテープがいったい
どのように事件解決に関係するのか・・・
ラストまで目が放せません。

DVD「ビデオテープの証言」

###刑事コロンボDVDコレクション vol.54###
       「ビデオテープの証言」

監督=バーナード・コワルスキー
脚本=デヴィッド・P・ルイス
   ブッカー・T・ブラッドショー
製作総指揮=ディーン・ハーグローブ
      ローランド・キビー
製作=エヴァレット・チャンバース
撮影=リチャード・G・グローナー
音楽=ベルナルド・セガール
出演:
ピーター・フォーク(刑事コロンボ)
オスカー・ヴェルナー(ハロルド・ヴァン・ヴィック役)
マーサ・スコット(マーガレット・ミダス役)
ジーナ・ローランズ(エリザベス・ヴァン・ヴィック役)
ロバート・ブラウン(アーサー・ミダス役)


隔週刊「刑事コロンボ」vol.54

主演と助演の俳優陣の豪華さも凄い作品ですが、
ヴァン・ヴィック邸のセットの見事さもまた語り草で、
エミー賞の候補にもなりました。
そのセットを見事に生かした撮影は、
同賞の最優秀撮影賞に結実しました。
また、久しぶりにコロンボの愛犬ドッグも登場します。
なかなか見所満載の作品です。

YouTube / 刑事コロンボ/ヘンリー・マンシーニ
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東急百貨店渋谷本店の1階に片隅に展示してあった
昭和40年頃の渋谷駅のジオラマを撮影した写真を
先週から毎日1枚ずつアップしています。

今日のカットは、工事中の首都高速3号線の下に在る
かまぼこ型の屋根が特徴的だった東横線渋谷駅に停車中の
懐かしい車両達を覗き込んだものです。

懐かし東横線の車両達

向かって一番右が、航空機技術を採り入れて設計された
当時としては画期的な軽量車両の5000系です。
今ではそのカットボディが、ハチ公口広場に
待合室として置かれています。

その隣の銀色の車両は、ステンレス車両の試作型、
5000系の外観を模した5200系です。、

真ん中で一際異彩を放つ旧型車両が3000系
(多分その中の代表格の3450型)です。
しかも旧東急色をまとっています。

一番左が、急行や地下鉄日比谷線乗り入れに活躍した
日本初のオール・ステンレス電車の7000系です。
今でも改造されて、池上線と多摩川線で走っています。

以上、マニアがニヤリとする
見事なラインナップになっています。

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アントニーン・ドヴォジャーク(ドヴォルザーク)
の交響曲探訪を続けてきましたが、
今日がいよいよ最終回になります。

ここで、もう一度ドヴォジャークの交響曲の
作曲年代等の一覧をおさらいしておきましょう。

<交響曲第1番 ハ短調 作品3 / B.9 「ズロニツェの鐘」>
 1865年作曲 / 1936年初演@ブルノ
<交響曲第2番 変ロ長調 作品4 / B.12>
 1865年作曲 / 1887年改訂 / 1888年初演@プラハ
<交響曲第3番 変ホ長調 作品10 / B.34>
 1873年作曲 / 1874年初演@プラハ
<交響曲第4番 ニ短調 作品13 / B.41>
 1874年作曲 / 1874年第3楽章のみ初演
       / 1892年初演@プラハ
<交響曲第5番 ヘ長調 作品76 / B.54>
 1875年作曲 / 1879年初演@プラハ
<交響曲第6番 ニ長調 作品60 / B.112>
 1880年作曲 / 1881年初演@プラハ
<交響曲第7番 ニ短調 作品70 / B.141>
 1884-85年作曲 / 1885年初演@ロンドンで初演
<交響曲第8番 ト長調 作品88 / B.163>
 1889年作曲 / 1890年初演@プラハ
<交響曲第9番 ホ短調 作品95 / B.178「新世界より」>
 1893年作曲 / 1893年初演@ニューヨーク

「第1番」と「第2番」で習作期ながら大規模な交響曲を
書く修練を積んだアントニーンは、
ボヘミアの作曲家ならではの独創性を磨きながら、
「第3番」「第4番」「第5番」を
ますで成長期のように集中的に書き上げ、
そして「第6番」「第7番」「第8番」「第9番」と
シンフォニストの名に相応しい音楽性と風格と備えた
名曲を遺してくれました。

晩年にアメリカはニューヨークのナショナル音楽院から
破格の待遇によって招かれて赴任した際に、
ニューヨーク・フィルハーモニックからの委嘱作品として
誕生した交響曲が、その最後の「第9番」です。
当初は、5番目に出版されたために
「第5番」と呼ばれていましたが、
ベートーヴェンやブルックナーに並んで
交響曲の作曲が"第9番"まで到達したのです。
音楽史上、正に偉業です。

内容は、しばしばアメリカ的と語られたりもしますが、
黒人霊歌等の影響も散見されるものの、
故郷ボヘミアに向けた望郷の手紙と、
祖国を遠く離れた新大陸(新世界)の大地で生きていく
固い決意が感じられる内容に感じられます。
総合的には、やはりボヘミアの作曲家ならではの
個性と魅力に溢れている名曲と言えるでしょう。

私の仕事場のライブラリーには、このCDがあります。
最初にリリースされたLP盤は、
日本レコードアカデミー賞で"最優秀録音賞"を受賞した
名盤で、CD盤を聴いても未だに音質の確かさと
音像の鮮明さと空間の広がりが感じられる聴感に
驚きを禁じえません。正に名盤です。

ドヴォジャーク/交響曲第9番「新世界より」
 スラヴ舞曲 第1番 第8番 第10番 第16番
  ヴァーツラフ・ノイマン指揮/
  チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 SUPRAPHON / COCO-6751
「新世界」ノイマン盤

<交響曲第9番 ホ短調 作品95 / B.178「新世界より」>
 1893年作曲 / 1893年初演@ニューヨーク

[第1楽章]
遠いアメリカから故郷ボヘミアを想う気持ちのような
哀切な調べが弦楽器で奏でられる序奏に始まった後、
アルペジオ音型が印象的な第一主題、
民俗的な香りが漂う第二主題、
さらには懐かしさが込み上げてくるような第三主題が
滾々と湧き出るように提示された後、
短めながら勇壮で充実した展開部が
クライマックスに達したところで
第一主題の再現に到達して、
その後は多少の変容が加えられた再現部に入ります。
そして、短いながらも力強い終結部(コーダ)
によって楽章が結ばれます。
3主題タイプの見事なソナタ形式による冒頭楽章です。

[第2楽章]
コラール調の序奏の後に、
日本では教科書にも掲載されている
「家路」と題された歌曲にもなっている有名な旋律が、
コールアングレで歌われます。
中間部の後半のクライマックスでは、
第1楽章の第一主題とこの楽章の主要主題が
重ねられて高らかに響き渡ります。

[第3楽章]
ABACABAcodaの標準的なロンド形式に沿った
大きな構成によるスケルツォ楽章です。
スケルツォらしい厳しい楽想とスラブ的な魅力と
アメリカ大陸で誕生した雰囲気が見事にバランスした
素晴らしい舞曲楽章です。
コーダでは、第一楽章の第一主題と第三主題の動機が
一瞬ですが高らかに回想されます。

[第4楽章]
短い序奏に引き釣り出されるように、
力強い第一主題から提示部が始まります。
第一主題の提示部の後の民族舞曲風の推移部の中で、
一度だけシンバルが鳴らされます。
提示部の終盤から展開部にかけては、
先行楽章の各主題の動機が随所に素材として活用され、
全曲の展開といった様相を呈しながら
クライマックス突き進んでいきます。
そして力強く第一主題が再現した後、
綿密な変容を施された再現部が続きます。
そして、一旦音楽が落ち着いた後に、
もう一度栄光を掴み取るかのように
音楽が立ち上がっていき、雄大に全曲を閉じます。
最後の和音の扱いが極めて個性的で、
フェルマータで持続させながら
デフィミニュエンドで減衰していきます。
このフェルマータの表現は、
長い間あまり伸ばさないことが一般的でしたが、
若き日の小沢征爾さんが録音でしっかり伸ばしたことから、
このフェルマータの表現を忠実に守る傾向が
強くなっってきたそうです。

YouTube / ドヴォルザーク: 交響曲 第9番 ホ短調
     作品95 《新世界より》 カラヤン 1964


この作品は、ドヴォジャークの代表作であるのみならず、
アメリカで誕生した初めての"おらが祖国の交響曲"
となった意義は極めて大きく、以後のアメリカでの
アメリカ人によるオリジナル作品の誕生を期待する
貴重な契機となったのでした。

ドヴォジャークの交響曲探訪は、これにてお開きです。
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