松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

創造芸術は人間の根源的な表現欲求と知的好奇心の発露の最も崇高な形。音楽家・作曲家を目指す貴方、自分の信じる道(未知)を進んでいきましょう。芸術・音楽・文化と共に東日本大震災を乗り越えよう~頑張れ日本!〜がんばろうニッポン!

松尾祐孝(作曲家・指揮者・音楽プランナー)の
ブログへようこそ!。
音楽を中心に据えつつ記事のテーマや内容は
様々な方向に展開しています。
朝の記事、昼の記事、夕方の記事、夜の記事を基本に、
それぞれの時間帯に個別のシリーズをアップすることもあります。
気軽に覗いてみてください。
皆さんも、音楽と共に在る素敵な人生を!
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アントニン・レオポルト・ドヴォルザーク
(チェコ語:Antonín Leopold Dvořák)は、
1841年9月8日生まれで1904年5月1日没の、
チェコを代表する作曲家です。
このところ、その交響曲の探訪を続けています。

チェコ語の発音に近いカタカナ表記にすると、
アントニーン・レオポルト・ドヴォジャークとなるので、
私個人としては、ドヴォジャークと記すことにします。

「第1番」と「第2番」を1865年に一気に書いた
若き日のドヴォジャークでしたが、
交響曲の初演の機会には、長い間恵まれませんでした。
今日の現代音楽界の作曲家にとっては、
オーケストラ作品は実際に演奏される機会は、
そう簡単に得られるものではありませんが、
当時のヨーロッパにおいても、
管弦楽作品、それも長大な交響曲の初演の機会を
得ることは、極めて難しかったようです。

ブラームスをはじめとする先輩作曲家を敬愛しながら、
作曲家としての修練を重ねていたドヴォジャークは、
1870年代半ばに、再び交響曲という分野に挑みました。
その第一弾がこの「交響曲第3番」(1873年作曲)です。
舞曲楽章を欠いた、3楽章構成を採用しています。
続いて「第4番」(1874年作曲)と
「第5番」(1875年作曲)と一気に書いていきます。

アントニーンは1873年11月に結婚をしていますから、
この時期は特に気力が充実していたということでしょう。
そして「第3番」は、1874年に、作曲家としての著名な
スメタナの指揮によって初演されました。
つまり、ドヴォジャークが初めて実際に聴くことができた
交響曲が、この「第3番」であったということになります。

私の仕事場のライブラリーには、このCDが在ります。

ドヴォジャーク/交響曲第3番&交響曲第7番
 チョン・ミュンフン指揮/
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 グラモフォン / POCG-10014
ドヴォジャーク交響曲第3番


<交響曲第3番 変ホ長調 作品10 / B.34>
 1873年作曲 / 1874年初演@プラハ

[第1楽章]
ソナタ形式のよる冒頭楽章です。
全9曲の中で、この「第3番」の第1楽章だけ、
提示部の繰り返し記号が記載されていないそうです。
冒頭から、習作期の「第1番」と「第2番」に比べると、
スラブ的な楽想と流麗な表現の魅力が
大きく増しているように感じられます。
展開部の運びのよりスムーズになっています。
いかにもドヴォジャークらしいのびやかな音楽です。

[第2楽章]
三部形式(複合三部形式)による緩徐楽章ですが、
規模はかなり大きく、演奏時間は15分にも及びます。
ドヴォジャークの緩徐楽章は、奇をてらうことなく、
中間部に多少なりとも性格の異る楽想を挟んだ、
標準的な(複合)三部形式をとることが多いようです。
そして、メロディー・メイカーとしての魅力を
遺憾なく発揮しています。
中間部は、少しテンポ感が上がって始まり、
レントラー風な素朴な輝きの後に
雄大なクライマックスも現れます。
スケルツォ楽章が省略されている事に対する、
補完の役割も果たしているように考えられます。

[第3楽章]
スケルツォ楽章が置かれていないこの交響曲は、
緩徐楽章の後に、自由なロンド・ソナタ形式による
終楽章の闊達な楽想が続きます。
「第1番」や「第2番」の終楽章に比べると、
より引き締まった音楽になっています。
演奏時間は約8分で、次々の移り変わる楽想が
軽やかに駆け抜けるように奏されて全曲を閉じます。

3楽章構成ですが、それでも演奏時間は30分を優に越えて
35分近いなかなかに規模になっています。
日本のオーケストラの定期演奏会でも、
時にはプログラミングされて良さそうな佳品です。

YouTube / スウィトナーのドヴォルザーク交響曲第3番

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皆さんは、"許可さん" をご存知でしょうか。
日本語の許可証の許可ではありません。
中国の代表的な民俗楽器=二胡の国際的演奏家の
許可(シュイ・クゥ/Xu Ke)さんです。

SMC10/6二胡公演

2013年の10月6日(日)に久しぶりに許可さんと一緒に
コンサートを開催しました。
更にその後、許可さんは洗足学園音楽大学の客員教授に
就任されて、いよいよ作曲コースの特別専攻という形で、
二胡を専攻する学生の入学を受け入れることが
できることになりました。

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許可氏は、このブログ記事の<新世紀への讃歌>テーマの
各曲の紹介の中でも何度か触れた、
中国の作曲家達と同世代の音楽家です。
文化対革命期の直後に再開された北京中央音楽院で、
彼らと共に研鑽を積んだ音楽家です。

西洋オーケストラとの協奏曲独奏にも堪え得る音量や、
人工ハーモニクスをはじめとするヴァイオリンで可能な
奏法のほぼ全てを可能にするなど、
楽器や奏法の国際化・近代化に尽力され、
二胡(胡弓)を、民俗音楽の伴奏楽器から
国際的な独奏楽器に一気に高めている、
自他共に認めるパイオニアです。

卒業後は、若くして北京中央民族楽団首席奏者や
中国芸術家代表団訪米楽旅コンサートマスターを歴任した後、
活動を世界に拡げる決意をした許可氏は、
まず最初の拠点を日本の東京に定めました。
もっとも、最初から音楽の仕事があるものではなく、
アルバイトをしながら活動を始めて、苦労をしながら
徐々に日本での知名度を上げていったのです。

その頃(1990年代前半)、
中国人作曲家の譚盾(タン・ドゥン)氏が
日本で急速に注目されるようになって、度々来日していました。
氏とは、<ACLアジア音楽祭90東京ー仙台>で懇意になって
以来、折りに触れて一献傾ける機会を持っていた私は、
ある時(たしか六本木界隈で食事をしていた時)、
「貴方に紹介したい人物が居るので、
今からここに呼びましょう。」と言って、
中国語で電話をかけはじめました。
それから小一時間後、流暢な日本語を操る朗らかな人物が、
人懐こい笑顔を湛えて現れました。
それが、許可氏だったのです。

すっかり意気投合した我々3人は、許可氏の為に
二胡作品を書いていくことを約束しあったのでした。

そして実際に、その後の数年の間に、
私は二胡の為の作品を書いていったのです。
そのタイトルは<天風愛舞和庵>となりました。
なんと読むか・・・それは明日の記事でご披露しましょう。


写真は、私の大のお気に入りの許可氏のCDの一つです。
中国の伝統楽曲の極上のエッセンス満載です。
[弦中韻~胡弓の調べ~許可] BMG Hong Kong / 8.242144

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-許可CD/弦中韻
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###PHONOSPHERE Ⅳ-a
      ~二十絃箏と管弦楽の為に(2010)###
     マークアートフォーラム委嘱作品

演奏時間:約16分
初演:2010年3月/杉並公会堂 大ホール
   日本現代音楽教会 《現代の音楽展2010》
   第4夜〘コンチェルトの夕べ〙
演奏:指揮=山下一史 二十絃箏=吉村七重
管弦楽:桐朋学園音楽大学オーケストラ

2009年度は、二十絃箏誕生から40周年の節目と年でした。
現在の二十絃箏のトップリーダーである吉村七重さんとの
協働プロジェクトとして、私はこの年度に二つの大作=
二十絃箏を主人公とした協奏曲作品を、
発表することができました。
その一つがこの作品です。
もう1曲は、[糸の書~二十絃箏と邦楽器群の為の協奏曲]
(日本音楽集団委嘱作品)です。

オーケストラのサイズは通常の二管編成ですが、
弦楽器を左右二群に対称配置に分割して、
その後ろに木管楽器群と金管楽器群を陣取り、
ハープが二十絃箏の影のように舞台奥で振る舞い、
打楽器を舞台下手(左)・舞台中央(奥)・舞台上手(右)
に配して、それらが舞台最前列中央(指揮者横)の
二十絃箏独奏を中心に音響の多重構造を生成していくという、
正にphono(音)+sphere(空間)という曲になっています。

初演の直前に、吉村七重さんのダブル受賞=
「朝日現代音楽賞」と「芸術選奨」の受賞決定が
相次いで関係各方面から発表され、
二十絃箏誕生40周年の記念年度の最後を飾るに相応しい、
晴れがましい雰囲気の公演になったことの巡り合わせにも、
感謝しています。


写真は、二十絃箏誕生40周年と吉村七重さんのダブル受賞に乾杯!
ということで、キール・ロワイヤルを1杯。
場所はパリのテアトル広場のカフェです。
 
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-キール・ロワイヤル
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月曜日の朝一番の記事は、
Nゲージサイズ模型が付録についてくる雑誌、
「国産鉄道」の紹介を続けています。

今日は、国鉄電車特急の決定版となった
181系特急形電車を特集した第35巻を振り返ります。

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アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社発行
「国産鉄道コレクション」の記事と付録模型の紹介、
今回は第35巻になります。

本号の付録は、軽量客車の元祖、
国鉄の特急形直流電車の決定版となった
181系特急形電車クハ181形100番台の
Nゲージサイズ模型でした。

国産鉄道第35巻パッケージ

パッケージを解いて冊子を出しましょう。

第35巻冊子

巻頭記事は、国鉄の通勤形電車として、
101系・103系の後継車両として一世を風靡した
201系の特集でした。
かつては山手線も201系で、よく利用していました。

201系通勤形電車

続く記事は、国鉄の国産電気機関車の基盤を固めた
EF12形電気機関車の特集記事でした。
山手貨物線でもよく見かけたものでした。

EF12形電気機関車

ローカル線の話題としては、四国の予土線の記事が
なかなか印象的でした。

予土線

それから、殆ど無名の存在ながら、今尚、
現役の軌道として活躍が続いているという
立山砂防軌道の往年の様子を紹介した
特集記事にも惹き付けられました。

立山砂防軌道

そして巻末に本号の真打ち登場です。
電車特急として華々しくデビューした151系の
全国での汎用性を高めた決定版、
181系の特集記事です。
「あさま」「あずさ」「とき」などの
特急電車として大活躍した名車です。

181系特集記事

お楽しみの付録=Nゲージサイズ模型は、
181系特急形直流電車クハ181形100番台です。

181系特急形直流電車クハ181形100番代
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若き日のドヴォジャークは、
1865年の早春に「交響曲第1番」を書いた後、
直ちに「第2番」の作曲に取りかかり、
1865年秋に完成させました。
しかし、初演はなかなか実現せず、
1888年になってやっと初演されました。
つまり、「第6番」(当時は「第1番」)や
「第7番」(当時は「第2番」)の成功の後に、
漸く初演の機会に恵まれたという訳です。

初演の前年の1887年に、主に冗長さを克服するための
改訂を施したとは言え、全曲を演奏すると50分にもなる
若き日の大作と呼ぶべき交響曲になっています。

「第1番」から半年後の作曲ですが、
ボヘミア的な色彩感がより鮮明に
顕れているように感じられます。
一作毎に個性を確立させていった
若き日のドヴォジャークの姿が伺われます。s

私の仕事場のライブラリーには、このCDが在ります。

ドヴォジャーク/交響曲第2番
 ヴァーツラフ・ノイマン指揮
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
SUPRAPHONE / COCO-70945

ドヴォジャーク/交響曲第2番

<交響曲第2番 変ロ長調 作品4 / B.12>
 1865年作曲 / 1887年改訂 / 1888年初演@プラハ

[第1楽章]
序奏を伴うソナタ形式による冒頭楽章です。
この作曲家の交響曲の第1楽章は、
序奏を付与されるケースが多いようです。
既に主題や動機の発展にかなりの手腕を持っていた
若き日の作曲家が、のびのびとした筆致で
スケールの大きな楽章を書き上げています。

[第2楽章]
「第1番」の場合と同様に、
中間部を持つ三部形式(複合三部形式)
による緩徐楽章になっています。
叙情的な主題は、ドヴォジャークならではの
魅力に溢れています。

[第3楽章]
「第1番」ではスケルツォと明記していなかった
ドヴォジャークでしたが、
この楽章にはスケルツォと記載されています。
先ず冒頭、遅めのテンポによる序奏を伴っている点が、
舞曲楽章としては極めて珍しいケースです。
この種の楽章(舞曲楽章)で演奏時間約12分という、
極めて大振りな音楽になっています。

[第4楽章]
第1番の終楽章では自由なロンド形式を採用しましたが、
この第2番ではソナタ形式をやや自由に適用して、
終楽章としています。
滾々と湧き出るような楽想の流れに、
後年の代表作に繋がる筆力の萌芽を見ることができます。

「交響曲第1番」とこの「交響曲第2番」は、
習作期の交響曲とも考えられますが、
スケールが大きく聴き応え充分な作品です。

YouTube / スウィトナーのドヴォルザーク交響曲第2番

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###<波唄~亀山社中幻想~>(琵琶独奏の為に)###

2009年 田原順子委嘱作品 演奏時間:9'~10'

初演:2009年7月23日 / 門仲天井ホール
   ~弾き・語り・琵琶~田原順子

###########################

アメリカでの<ミュージック・フロム・ジャパン2007>
のために、<琵琶悠遊>を作曲する機会を得て以来、
琵琶という楽器にすっかり魅了された私は、以後、
<悠久の書>~琵琶と弦楽の為に(2008)、
<CONTRASTRINGS No.2>~琵琶とヴァイオリンの為に~
(2008)を発表しました。
そしていよいよ、独奏曲を作曲しようと考えていたところ、
上記の作品の全ての初演でお世話になっていた田原順子さんが、
リサイタルで弾いてくださるということになり、
2009年春に作曲を進めたのでした。

2009年は、NHK大河ドラマの翌年の予告が
福山雅治主演の「竜馬伝」であったり、
司馬遼太郎原作の「坂の上の雲」が、
遂にNHKスペシャルドラマとして空前の規模で撮影が
開始される等、幕末から明治期にかけての歴史に
社会の注目が集まっていた時期でした。

私は、田原さんからお借りしている琵琶をつま弾きながら
(決してまともに演奏はできませんが・・・)、
その音色の魅力に浸っていると、
やがて、波のような海のようなイメージが
脳裏に沸き起こってきたのです。
そのような次第から、
<波唄>というタイトルが決まりました。
そして、幕末期に世界と交易を拡げるカンパニー(株式会社)
である「亀山社中」を創立した坂本龍馬の心意気に
思いを馳せながら、筆を進めていきました。
副題の<亀山社中幻想>に、その思いが込められています。

技巧を凝らして聴き手を圧倒するようなタイプの作品ではなく、
波間にたゆたうようなおおらかな音楽が誕生しました。
上記の初演以来、田原さんやそのお弟子さん達に、
折々演奏していただいている作品です。


写真は、長崎の亀山社中跡に佇む石碑です。
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-亀山社中後の石碑
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「ウルトラQ」という番組を
ご記憶の方はいらっしゃいますか。
あの有名な「ウルトラマン」よりも古い、
円谷プロ制作の特撮SFドラマ番組です。
1966年(昭和41年)の1月から7月にかけて、
毎週日曜日19:00~19:30の放送枠で、
TBS系列で放映されていました。
当時の提供は竹田薬品工業でした。
丁度50年前の話になります。

ウルトラマンのようなヒーロー・キャラクターは存在せず、
万城目淳(パイロット)・戸川一平(パイロット助手)・
江戸川由利子(報道カメラマン)の三人の主人公が遭遇する
摩訶不思議な事件を描いていく、モノクロ作品でした。
白黒画面ゆえの不気味さと、実社会に起きているような
サスペンス的な迫力が相俟って、
子供心に半分ワクワクそして半分コワゴワ・・・
強烈な印象が今でも脳裏に焼き付いています。

実際に毎回30%を超えるような視聴率を挙げて、
幾つか発売された関連レコードも合わせてミリオンセラーになり、
またソフトビニール製キャラクター商品(怪獣)も
爆発的な売れ行きとなり、一大ブームを巻き起こしました。

この時代の手仕事による特撮の素晴らしさは、
日本の円谷プロの作品や、イギリスの「サンダーバード」等、
今見ても惚れ惚れそしてワクワクするものが沢山あります。
ヴァーチャルの素晴らしさで便利な現代を謳歌するだけでなく、
人間の手作りの素晴らしさも忘れてはならないと、
私は強く思っています。


「ウルトラQ」のオープニングの
YouTubeをリンクしておきましょう。
(音楽=作曲:宮内國郎)


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リオ五輪はブラジル現地時間の
8月5日=開会式〜21日=閉会式
という日程で開催されます。

日本選手団の活躍、そして世界のアスリート達の
素晴らしいパフォーマンスに期待しましょう。

そして、その次のオリンピックとパラリンピックが
4年後の2020年に迫ってきました。

オリンピック2020東京大会の開会式まで、
今日であと丁度4年になります。

洗足学園音楽大学のe-cubeのエントランスにある
サイネージにも、オリンピック&パラリンピックの
2020東京大会のロゴマークが掲出されました。

サイネージに掲出されたロゴマーク

スポーツのみならず、文化の創造や国際交流でも
大いに盛り上がっていきたいものですね。

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今日から、アントニーン・ドヴォジャークの
交響曲の探訪を始めましょう。

「交響曲第1番ハ短調作品3(B9)」は、
作曲者が23歳の時、1865年に作曲されました。自ら
『ズロニツェの鐘』(Zlonické zvony )と名付けています。
ドイツの作曲コンクールに提出したのですが、
残念ながら入選せず、更には総譜も失われたため、
生前には演奏も出版もされなかった作品です。

ドヴォジャークの場合、交響曲の分野で
楽譜が出版されたのが、今日の「第6番」からだったので、
長い間、新世界は「第5番」と呼ばれてきたというような、
特異なケースになっています。

ドヴォジャークの死後、1923年に、プラハの歴史学者
ルドルフ・ドヴォジャーク(作曲者との血縁無し)
の遺品の中から、この「第1番」のスコアが発見され、
1936年に漸くブルノで初演されたということです。
しかし、所有者の遺族は出版を許可しなかったため、
楽譜の出版は1961年になってやっと実現しました。

標題の"ズロニツェ(Zlonice)"は、
プラハの西方にある町の名前です。
家業(肉屋)を継ぐための修業で
少年時代をここで過ごした町、
彼が初めて音楽の勉強をした町、
ということです。

私の仕事場のライブラリーには、このCDが在ります。

ドヴォジャーク/交響曲第1番《ズロニツェの鐘》
        弦楽のためのセレナード
 ラファエル・クーベリック指揮
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  イギリス室内管弦楽団
 グラモフォン / UCCG-4971
ドヴォジャーク/交響曲第1番

<交響曲第1番 ハ短調 作品3 / B.9 「ズロニツェの鐘」>
     1865年作曲 / 1936年初演@ブルノ

[第1楽章]
序奏が付与されたソナタ形式による冒頭楽章です。
提示部では、第一主題と第二主題が共に長大な発展を見せ、
しかも繰り返し記号(バロック期の舞曲形式からの名残)
も記譜されています。
荘厳な雰囲気から開始される展開部が高揚した後、
序奏の楽想が再び聴こえた後の再現部は、
第一主題の途中から回帰した上で、
第二主題の発展が省略されている等、
規模が圧縮され、続く終結部で楽章を閉じます。

[第2楽章]
中間部を持つ三部形式(複合三部形式)による緩徐楽章です。
フーガの技法を中心とした対位法的手腕の修得を目指した、
習作的な意味合いも感じられる楽章と考えられます。
特に、主部が再現した後の二重フーガ的な発展に、
若き日の作曲家の静かな意気込みが感じられます。

[第3楽章]
二拍子の音楽ですが、音楽的な性格としては
スケルツォと考えてよいでしょう。
トリオ(中間部)を前後の主部が挟む、
舞曲楽章として標準的な構成になっています。

[第4楽章]
自由なロンド形式と考えられますが、
発展的な楽想を展開と捉えていけば、
自由なロンド・ソナタ形式と考えられる終楽章です。
約45分に及ぶ全曲を、高らかに華やかに閉じられます。

YouTube / スウィトナーのドヴォルザーク
     交響曲第1番「ズロニツェの鐘」

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<SOUND SOUND>シリーズ第3作は、
後にヴァージョンを重ねていくことになりました。

##### 音・音 Ⅲ-b ~笙とリコーダーの為に~ #####

          SOUND SOUND Ⅲ-b
       for Sho and Recorder (2008)   

      <フュージョン・フェスタ>出品作品

演奏時間:約13分

初演:2008年3月 洗足学園 前田ホール
   <現代の音楽展2008>第5夜<フュージョン・フェスタ>            
演奏:笙=宮田まゆみ リコーダー=鈴木俊哉

##############################

昨年10月~11月にアップした
<ISCM世界音楽の日々2001横浜大会>特集記事
の中の<独奏作品展>の中に登場している鈴木俊哉氏の
リコーダーの演奏を、皆さんはご存知でしょうか。
学校教育の中に長く浸透している縦笛=リコーダーに対する
認識が一変してしまうような、鮮烈なパフォーマンスを
鈴木さんは飄々と繰り広げてしまします。

あの2001年10月10日以来、私は、
「いつか鈴木俊哉さんに演奏していただく作品を書きたい」と
想い続けていました。
長らくしれは実現しなかったのですが、
「音楽異種格闘技大会!?」のような「あらゆるフュージョン」
の特集という異例の企画<フュージョン・フェスタ>の企画を
私が担当することになった際に、
真っ先に私の脳裏に浮かんだアイデアが、この作品でした。

笙とコントラバスの為に書いた<SOUND SOUND Ⅲ>の
コントラバスのパートをリコーダーに書き換える形で、
作品が誕生することになったので、このタイトルになりました。

和楽器と洋楽器の対照・・・
高音楽器と低音楽器の対照・・・
リード楽器と歌口楽器の対照・・・
様々な音と音の対照や“フュージョン”を意図した作品です。

尚、リコーダーは、テナーとグレート・バスの
持ち替えとなっています。

初演は、世界的名手であるお二人による
素晴らしい演奏に恵まれて、
前田ホールが冷徹で厳粛ば大空間になり、
<フュージョン・フェスタ>の最終演目として
狙い通りの時空を生成することができました。


・・・<現代の音楽展2008>のプログラム冊子・・・>
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-現代の音楽展2008冊子
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