松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

創造芸術は人間の根源的な表現欲求と知的好奇心の発露の最も崇高な形。音楽家・作曲家を目指す貴方、自分の信じる道(未知)を進んでいきましょう。芸術・音楽・文化と共に東日本大震災を乗り越えよう~頑張れ日本!〜がんばろうニッポン!

松尾祐孝(作曲家・指揮者・音楽プランナー)の
ブログへようこそ!。
音楽を中心に据えつつ記事のテーマや内容は
様々な方向に展開しています。
朝の記事、昼の記事、夕方の記事、夜の記事を基本に、
それぞれの時間帯に個別のシリーズをアップすることもあります。
気軽に覗いてみてください。
皆さんも、音楽と共に在る素敵な人生を!
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イギリスは、長らくヨーロッパ社会を牽引する
大国の地位を築いてきましたが、不思議なことに
国際的な名声を博する作曲家が登場しないという
ジンクスを抱えてもいました。

そのようなイギリスの待望の“おらが国の交響曲”が、
エルガーの登場によって遂に実現したのです。
では、サー・エドワード・エルガー(1857-1934)
の交響曲の紹介をしていきましょう。

交響曲第1番は、1908年にマンチェスターで初演されました。
ハンス・リヒター指揮/ハレ管弦楽団の演奏でした。
遂に誕生したイギリス人にとっての“おらが国の交響曲”の誕生に、
聴衆は熱狂して、初演から一年間で100回あまりも
再演が重ねられたそうです。

第1楽章は、いかにもイギリスといた感興を醸し出す、
悠然としたしかもノーブルな序奏主題(全曲のモットー)から
開始した後、テンポを上げてソナタ形式主部に入ります。
提示部が終わると序奏主題が一瞬顔をのぞかせて、
展開部に移行していきます。
展開はひとしきり盛り上がった後、
再び序奏主題が仄かに登場して、
やがてかなり変容した再現部に突入します。
そして再現部を締めくくると更に序奏主題が登場して、
楽章を閉じるコーダ(終結部)を印象づけます。

第2楽章と第3楽章は続けて演奏されます。
第2楽章は通常のスケルツォとなやや異なる印象ですが、
所謂舞曲楽章に相当する楽章と考えられます。
無窮動な導入に始まり行進曲調の勇壮な楽想も登場する、
ピリリとパンチの利いた中間楽章です。

第3楽章は緩徐楽章に相当します。
前半部の主題は第2楽章の主題と実は同じ音型によるもので、
エルガーが中間楽章の相互関連を強く意識して作曲したが故に、
両楽章を続けて演奏するように指示したことが解ります。
後半の主題は、第1楽章の序奏主題に共通する楽想を持っています。

第4楽章は、冒頭楽章に続いて
序奏を伴うソナタ形式に基づいて構成されています。
その序奏では第1楽章の序奏主題も敷延され、
ベートーヴェン以来の全曲の有機的な統一を、
エルガーも図ろうとしたことが良く解ります。
ソナタ形式による主部が終楽章らしい前進的な音楽を奏でた後、
全曲を締めくくるコーダ(終結部)に進んでいきます。
第一楽章の序奏主題(つまりは全曲のモットー)が
高らかに奏されて、全曲を閉じます。

この交響曲の成功によって、エルガーの作曲家としての名声は
決定的になったと言えるでしょう。
ドイツやフランスではさっぱり演奏されないようですが、
本国=イギリスやアメリカではしばしば演奏されています。
日本では、指揮者=尾高忠明氏が、イギリス(ウェールズ)は
カーディフのBBCナショナル・オーケストラ・オブ・ウェールズ
の首席指揮者に就任して以降、日本にイギリスの交響曲
(特にエルガーとウォルトン)を精力的に紹介するようになって、
クラシック音楽ファンに浸透するようになりました。

写真は、そのマエストロ尾高&BBCウェールズ
の組み合わせによるこの曲のCDの写真です。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-エルガー/交響曲第1番

尾高忠明指揮/BBCナショナル・オーケストラ・オブ・ウェールズ
BIS / CD-727
エルガー/交響曲第1番
序奏とアレグロ(弦楽四重奏と弦楽合奏のための)
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さて、“コントラストリングス”シリーズの最後です。
今度は、二胡と二十絃箏の二重奏曲です。

旧友であり世界的二胡奏者である許可(Xu KE)氏と、
二十絃箏奏者の重鎮である吉村七重氏のお二人を、
一昨年の春にたまたまお引き合わせできる機会があり、
そこでの会話から両大家が協演する作品を実現する
という構想が生まれたのです。

そして、その夏に脱稿した作品が、
<コントラストリングス第3番~二胡と二十絃箏の幻想曲>
という訳です。
中国の伝統楽器の中の抱絃楽器=二胡と、
日本の伝統楽器の中の拡張版である伏絃楽器=二十絃箏の
対照と協創を意図した作品ということで、
迷わずに“コントラストリングス”という
タイトルを冠することにしました。

作品は通奏される約12分の音楽になっています。
先ず、漂うような楽想による“プロローグ”に始まり、
二胡による短いカデンツァ風のパッセージを経て、
“愛の歌”に移行してたおやかにヴォルテージを上げていき、
今度は二十絃箏による短いカデンツァ風のパッセージを経て
両楽器がスリリングに疾走する“プログレッション”で
一気呵成に結尾まで到達するという構成になりました。

許可(シュイ・クゥ)氏と吉村七重氏の
演奏の触発がとても興味深く楽しかった
初演コンサートでした。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-アンデパンダン展2013第2夜

###現音<秋の音楽展2013>アンデパンダン展 第2夜###

2012年11月11日 [月] 17:30開場/18:30開演
  東京オペラシティリサイタルホール

下山 一二三/飢渇河原燈籠[作曲2013年/初演]
  vc.=松本卓以 bass-cl.=菊地秀夫 
  perc.=山本晶子 相川瞳

内本 喜夫/プレリュードとファンタジー[作曲2013年/初演]
  vc.=翠川敬基

北條 直彦/独奏フルートのための「響きのゆくえ」
                [作曲2013年/初演]
  fl.=増本竜士

岡坂 慶紀/弦楽四重奏曲[作曲2010年/初演]
  アンバーカルテット
  vn.=久米浩介 佐藤奏 va.=高木真悠子 vc.=荒井結子

林 文夫/海~佐藤春夫詩集より「海の若者」「伊都満譚詩」
                  [作曲2013年/初演]
  bar.=竹澤嘉明 pf.=持田みどり

植野 洋美/ Transponder -for trumpet and piano
                [作曲2013年/初演]
  tp.=曽我部清典 pf.=植野洋美
  
梶 俊男/archon for viola solo[作曲2013年/初演]
  va.=般若佳子

田口 雅英/三味線弾き歌いの為の「女宮木」
              [作曲2013年/初演]
  三味線=山本普乃

松尾祐孝/CONTRASTRINGS no.3[作曲2013年/初演]
  二胡=許可 二十絃箏=吉村七重

北條 美香代/花信風~アコーディオン・ソロのための~
                  [作曲2013年/初演]
  ac.=大田智美

主催:日本現代音楽協会(国際現代音楽協会日本支部)
助成:一般社団法人日本音楽著作権協会 
後援:一般社団法人日本作曲家協議会

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南大東島には、2011年の7月初旬に、
「音楽づくりサークショップ研修会」で訪ねたのですが、
以前にもレポートした通り、素晴らしい所でした。

フィリピン海プレートの真ん中の海嶺のような場所から
誕生した海底火山の頂上にできたサンゴ礁が更に隆起して
絶海の孤島として忽然と誕生したこの島は、
石灰岩の塊なのだということです。
このような経緯のために、島の地形は、
海岸線は断崖絶壁の礒浜で、
中はクレーター状に低地になっているという
独特の地形をしています。

断面図を想像してください。
両端が高く中が緩やかに凹んでいる形になります。
ちょうど王冠のようです。
ですから、南大東島の新しい名産品のラム酒の銘柄は、
コーラル・クラウン(珊瑚の王冠)を短縮して
CORCOR=コルコルと名付けられたのです。

南大東島には3白4日の滞在でしたが、
普通に生活していると海は全く見えないのです。
漁業や港湾関係の仕事でもしていない限り、
滅多に海を見ない住民も多いのかもしれません。
盆地状の島の内部は、
延々と続くサトウキビ畑と青い空に囲まれて、
内陸のユートピアのような錯覚に陥るような所なのです。

しかし、島全体が石灰岩の塊というころですから、
地下には無数の鍾乳洞があるものと推測されます。
その中で、観光地としてしっかり整備されているのが、
「星野洞」なのです。
1日に39人乗りのプロペラ機が2便しか
那覇から飛ばないという立地の離島ですから、
観光客の入れ込みはそれほど多くはありませんが、
この鍾乳洞を見に行くだけでも、
この地を訪れる価値があると私は思います。

写真は、星野洞の入り口付近の風景です。
どこに鍾乳洞があるのか?
という青空と太陽燦々の光景ですが、
こういう場所の地下に、鍾乳洞が眠っているのです。
自然の不思議です!

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-星野洞の入り口付近の情景

明日の記事で、星野洞の内部の光景をご紹介しましょう!
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日本現代音楽協会が皆様にお贈りしているYouTube番組
<GEN ON AIR>(現音エアー)は、お陰様で既に
20回を超えるアップを続けてきました。

私=松尾(現・広報部長)が進行役で、
中川俊郎氏(現・副会長)と佐藤昌弘氏(現・事務局長)と
計3名がT形のテーブルを囲む鼎談なので、
「現音T談」とも称しています。

今日は、~第23回 プロ推薦「ピアノ協奏曲」ベスト~
をリンクしておきましょう。
どうぞゆっくりとご覧ください。

YouTube / プロ推薦「ピアノ協奏曲」ベスト
     - GEN ON AIR #23 (音源リンクつき)

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メルヘン漂う名曲<マ・メール・ロア>をご存知でしょうか。
英語で言うなら「マザー・グース!」という事になります。
フランス近代音楽の名作曲家=モーリス・ラヴェルの作品です。

キール・ロワイヤル

元々は4手ピアノ連弾曲としてとして、
1908年から1910年にかけて作曲されました。
そして翌1911年には、
5曲による組曲をそのままオーケストレーションした
管弦楽組曲が誕生しています。
更には、バレエ音楽化の依頼も受けてラヴェルは、
曲順を入れ替えて間奏曲を何個所なに挿入した
バレエ音楽版も再構成して、1912年に初演されています。

ここでは、5曲建てによる管弦楽組曲を紹介しておきましょう。

第1曲:眠れる森の美女のパヴァーヌ
    (Pavane de la belle au bois dormant)
もともとこの作品の誕生の切掛となった最も易しい連弾曲として
誕生した静かな序曲のような楽章です。

第2曲:「親指小僧」(Petit Poucet)
「一寸法師」と訳されることもあります。
不思議な雰囲気の和音に乗せて、おとぎの国に誘われていきます。

第3曲:「パゴダの女王レドロネット」
    (Laideronette, impératrice des pagodes)
パゴダとは中国製の首振り陶器人形のことなのだそうです。
この作品が書かれた頃のパリの東洋への異国趣味=
エキゾチズムが伺われる楽章です。
全5曲の中で最も快活な楽想を持っていて、
作品全体を引き締めています。

第4曲:「美女と野獣の対話」
    (Les entretiens de la belle et de la bête)
ワルツのリズムに乗せて、軽やかな音楽が奏でられます。
中間部に野獣が登場するところが、ユーモラスでもあります。

第5曲:「妖精の園」
    (Le jardin féerique)
「眠れる森の美女」のストーリーの中で、
眠りについた王女が王子の口づけで目を覚ますシーンを描いている
心温まる終曲です。

さて今日は、洗足学園音楽大学フルート・オーケストラの
演奏による YouTube をリンクしておきましょう。


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今日はCONTRASTRINGSシリーズの第2弾の紹介です。

<コントラストリングス第2番~悠久の書からの断章>
昨年11月2日に開催された
<アジア音楽祭2014~オーケストラコンサート>
で再演された琵琶協奏曲からのスピンオフ作品です。
今年の3月2日に開催された演奏会、
<邦楽2010コンサート~音のカタログvol.5>でも、
若手演奏家によって再演されました。

2015年3月2日(月) 18:30開演 @ 杉並公会堂小ホール
音のカタログvol.5

<悠久の書>~琵琶と弦楽の為に~(2008)の初演の後、
初演独奏者の田原順子さんのご紹介と依頼で、
急な話ではありましたが、
琵琶とヴァイオリンの二重奏作品を作曲しました。

時間的制約も有り、また<悠久の書>のスピンオフ作品
のようなイメージが依頼を聞いた瞬間に脳裏を駆け巡ったので、
結果として下記のような作品が誕生しました。

この作品もまた、邦楽器の中の絃楽器=琵琶と、
西欧楽器の中の弦楽器=ヴァイオリンとの
対照と協創をコンセプトとしている作品になったので、

1999年に作曲した三味線とコントラバスの為の作品に続いて、
“コントラストリングス”のタイトルを冠することにしました。

♪♪♪<CONTRASTRINGS no.2>
             ~"悠久の書"からの断章~♪♪♪

洗足学園音楽大学/伝統音楽デジタルライブラリー
(http://www.senzoku-online.jp/traditional/)
及び(YouTube)にアップされています。
演奏は、水野佐知香さん(vn.)と田原順子さん(琵琶)です。



実演の演奏会としての初演は、田原順子さんのお計らいで、
私としては初めて書いた琵琶独奏曲の初演と併せて
翌年の夏に実現しました。

####### ~弾き・語り・琵琶~ 田原順子 #######
          2009年7月23日(木)
      昼の部:14:00開演 夜の部:19:00開演
          会場:門仲天井ホール

 琵琶弾き語り/うたうされこうべ
        (原作=松谷みよ子 作曲=田原順子)
 川崎絵都夫/琵琶とヴァイオリンの為の組曲(改訂初演)
 松尾祐孝/コントラストリングス第2番
       ~悠久の書からの断章~ (舞台初演)
 J.S.バッハ/シャコンヌ
 松尾祐孝/<波唄>~亀山社中幻想~(委嘱初演)

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-田原順子@門仲天井2009
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このところの朝の記事では、五年前の夏に、
沖縄県訪問の模様を再アップしています。
「音楽づくり」ワークショップを目的とした旅でしたが、
自然の風景や人々との出会いも印象的でした。

今日はいつもとは趣向を変えて、先に写真をお見せしましょう。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-南大東島・ゴジラ岩その2

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-南大東島・ゴジラ岩その1

この岩(おそらくは酸化して黒くなった石灰岩)は、
南大東島の北の端の荒野の中に佇んでいました。
観光マップには「???岩」と書かれていましたが、
皆さんは何に見えますが?

見れば見るほど、いろいろなモノが連想されます。

ひよこ・・・?

狛犬・・・?

シーサー・・・?

鳩サブレー・・・?

ライオン・・・?

正解は・・・
皆さんの心に浮かんだモノが正解なのだと思います。

あるものから他の物事を連想する能力は、
人間に与えられた素晴らしさのひとつだと、私は思います。

だからこそ、情景や感情を音に託して、
音楽を楽しむこともできるのです。

ところで、南大東島観光マップの記載は・・・

「ゴジラ岩」でした。
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日本現代音楽協会が皆様にお贈りしているYouTube番組
<GEN ON AIR>(現音エアー)は、お陰様で既に
20回を超えるアップを続けてきました。

私=松尾(現・広報部長)が進行役で、
中川俊郎氏(現・副会長)と佐藤昌弘氏(現・事務局長)と
計3名がT形のテーブルを囲む鼎談なので、
「現音T談」とも称しています。

今日は第22回「創造の連鎖~引用いまむかし」
をリンクしておきましょう。
どうぞゆっくりとご覧ください。

YouTube / 創造の連鎖~引用いまむかし
      - GEN ON AIR #22
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<サウンドクリエイター大賞2016>の入賞者が発表されました。

日本管打楽器コンクールの主催運営団体として有名な
(公財)日本音楽教育文化振興会が2013年から開催している
<サウンドクリエイター・オブ・ザ・イヤー>は、
<サウンドクリエーター大賞>というタイトルでも
お馴染になってきました。

今年で第4回を迎えたこのコンテストですが、
テーマを「架空のテレビアニメのための音楽」として
作品が公募され、つい先頃に審査が終了しました。

公式サイトに入賞者のリストが発表されています。
http://www.jmecps.or.jp/webscc4

このリストの「ファイナリスト」の7名の中から1名に
"サウンドクリエイター大賞"が贈られます。

その発表は、6月29日(水)~7月1日(金)に
東京ビッグサイトを会場として開催される、
<コンテンツ東京2016>内の特設会場で
"サウンドクリエイター大賞2016表彰式"
として行われます。
開催日時は6月29日(水)16:15~17:15です。
私=松尾祐孝が実行委員長として登壇します。

<コンテンツ東京2016>の公式サイトのURLはこちらです。
http://www.content-tokyo.jp

"サウンドクリエイター大賞2016表彰式"のURLはこちらです。
http://www.creator-expo.jp/
Conference_Event/seminar-event05/

<クリエイターEXPO>をはじめとする様々な
展示商談会の合同開催で盛り上がる東京ビッグサイトに
当日お越しの皆様、是非お立ち寄りください。

SCY
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今日から、私の造語タイトルの一つ、
「コントラストリングス=Contrastrings」
シリーズの紹介をしていきましょう。
第1弾は、三味線とコントラバスの為の作品です。

この作品の誕生は1999年に遡ります。
当時、洗足学園音楽大学に音楽学の教員として
勤務しておられた芦川紀子氏が企画・構成にあたっておられた
<MUSIC LAB 1999 音楽の実験室>
というシリーズがありました。
その第7回公演に際しての
委嘱作品として誕生したという訳です。

この回では、気鋭の三味線奏者=西潟昭子氏に
スポットライトが当てられることになり、
三味線と西欧楽器のための二重奏曲を書くことになりました。
そこで、三味線とコントラバスの触発し合いながらも
深刻ではなく楽しい音楽を書こうと思い立ちました。

作曲を進めながら、邦楽器の中の絃楽器と
西欧楽器の中の弦楽器の対照と協創という作品の持つ
キーワード二つ、対照=Constrastと絃・弦=Stringsを
組み合わせて、Contrastringsという
新たな造語タイトルが頭に浮かび上がりました。

作品は次にような4つの部分が切れ目無く通奏される
約10分の音楽として完成しました。
先ず、定常的な拍節感の全く無い
【第1部分=プレリュード】に始まり、
コントラバスがメロディーを浮遊するように歌い上げる
【第2部分=メロディア】を経て、
三味線とコントラバスが
メカ二カルなアンサンブルを初めて見せる
【第3部=スケルツォ】でヴォルテージを上げて、
無窮動の同音連打パッセージの中で
二つの楽器が丁々発止のやり取りを繰り広げる
【第4部=トッカータ】をスリリングなクライマックス
として全曲の幕を閉じます。

初演コンサートの情報を含めて、この作品のデータを
下記にアップしておきます。

###<Contrastrings No.1>
     ~三絃とコントラバスの為の四章~(1999)###
    MUSIC LAB 1999 (芦川紀子主宰)委嘱作品
Ⅰ. プレリュード Ⅱ. メロディア Ⅲ. スケルツォ Ⅳ. トッカータ
           演奏時間:約10分

初演コンサート:
♪♪♪♪♪ MUSIC LAB 1999 音楽の実験室Ⅶ ♪♪♪♪♪♪
           時を超える古典  
    〖西潟昭子の三絃 - 邦楽古典からの問いかけ - 〗
         企画・構成 :芦川紀子
        1999年6月18日(金)19:00開演
      グリーンホール相模大野・多目的ホール
曲目:地唄 / 三絃二重奏曲「楫枕」 三絃三重奏曲「太鼓の曲」
   田中悠美子 / 「向かい合って en presénce」
   松尾祐孝 / Contrastrings No.1(1999年・初演)
   菅野由弘 / 波濤の舞 - 三味線とピアノのための -
                  (1999年・初演)
出演:西潟昭子(三絃) 田中悠美子(三絃)
   吉田 秀(コントラバス) 大竹紀子(ピアノ)
助演:野澤徹也(三絃) 上原潤一(三絃) 大森美樹(三絃)
   
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-MusicLab1999

初演は白熱した素晴らしい演奏で飾っていただきました。
以後、様々な場面で、様々な演奏家の方々に、
演奏されている作品です。

楽譜等のお問い合わせは、
作曲家に直接コンタクトしてください。
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