音大受験生の皆さんの多くは、夏休みに入られたことでしょう。
今日辺りから、私立音楽大学の夏期受験講習会の開催時期に
なると思われますが、そういった機会も活用しつつ、
皆さんそれぞれに頑張っていく決意をお持ちのことでしょう。

自由に使える寺かがたくさんある夏休みは、
子供や学生の特権とも言える貴重な時間です。
大人になると、社会人になると、
長期にわたって自由な時間を持つことは、
そう簡単にできることではありません。
読者の皆さんの中には受験生や学生の方もいらっしゃると
思いますが、そうぞ有意義な夏休みをお過ごしください。

私から受験生の贈る言葉があるとするならば、
「正格な情報を掴んむこと。」
「時間を有効に活用すること。」
「少々のことにへこたれずに継続すること。」
に3点に尽きるでしょう。

折角、目標に向かって努力する決意を持っていても、
走り出す方向が間違えるととんでもない遠回りになりますから、
「正格な情報の確保」がまず肝心です。
「正確」ではなく「正格」という言葉を使っていることを、
考えてみてください。

人間の集中力の持続には自ずと限界がありますから、
だらだらと長時間にわたって勉強ら練習を続けても、
あまり効果は上がりません。
集中力を高めて、一度に覚えるべきことは一度で覚えて、
一気にクリアすべきことは一気にクリアできるまで頑張る、
といった心構えを持って、「時間を有効に活用」してください。

一昨日、私は7月31日に初演予定のオーケストラ作品の
初回リハーサルを指揮してきましたが、
与えられた時間はたったの45分でした。
それでも、東京フィルハーモニー交響楽団のメンバーと
独奏者=マグヌス・アンデションさんと、
周囲でサポートしてくださるスタッフの皆さんは、
非常に高い集中力を持って臨んでくださり、
一気に作品像を浮かび上がらせてくれました。
正にプロの集中力というものです。

それから、社会に出るとよく判りますが、
物事が上手く運ぶことはなかなか無いことです。
少し上手くいかないからといって、
なかなか結果が向上しないからといって、
直ぐに投げ出すようなことは禁物です。
再三にわたってこのブログで申し上げていますが、
「継続できる力が才能」なのです。
投げ出したらそこで全てはおしまいです。
「才能は、貴方の心に中にある」のです。
「へこたれずに継続して」頑張ってください。

皆さんの念願成就をお祈りしています。


南大東島から太平洋を望む!
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-南大東島から太平洋を望む!