熊本市で災害から数年後の自殺増加対策を策定、遅発性PTSD自殺とは言わず | 精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・コロナ・第二次大戦・北朝鮮ロシア核・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

熊本市で災害から数年後の自殺増加対策を策定、遅発性PTSD自殺とは言わず

「阪神大震災でも数年後に自殺が増えた」

今まで誰もそんなことは言わなかったが?

遺伝病の「うつ病」自殺が増えるんですか?

熊本巨大地震、那須雪崩、九州北部豪雨から2011年にはアメリカでは軍人・政治家には「常識」になっていた「遅発性PTSD」を言うようになった。でも「PTSDで自殺する」と日本では言ってはいけない。「自殺=遺伝脳病のうつ病」だから。

だから熊本市も「熊本巨大地震トラウマ遅発性PTSD自殺対策」とは言わない。ならそんな「対策」を策定するな。

阪神大震災を持ち出して、東日本大震災・福島原発事故の「(遅発性)震災関連(PTSD)自殺の増加」「特にフクシマで」「未成年者(震災遺児・孤児?)の自殺2名」は言わないのか?

復興相「これからは心のケアが大事(遅発性PTSD自殺への)」

宮城県知事「心のケアの専門職が次々辞めている」

日本で唯一の公式PTSDキュア(治療)方法→「SSRIのみ(中核トラウマ薬物強化受容療法)」を学ばない専門職。

広島学院中学高校卒(私の一学年後輩)の国立呉病院精神科医長・竹林実(広島原爆PTSD否認、呉大空襲PTSD否認)(電気ショックの権威)→七月から熊本大学精神科教授。


七月には「遅発性PTSD」だけじゃなくて、国連新診断基準ICD-11の「複雑性PTSD」も登場するよ竹林君。

私が世界で初めて発見した「晩発性(広島原爆)PTSD」(広島医学2006年)もお忘れなく(2016年アメリカ軍発表、ベトナム帰還兵が退職や友人の死を契機に晩発性PTSD自殺している)。


「オバマ大統領ヒロシマ訪問にあたり、広島原爆PTSD研究はPTSDの原点です」毎日新聞・香山リカ


「うつ病は治らないから、あきらめろ!」野村総一郎・香山リカ
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ロバート・J・リフトン「ヒロシマを生き抜く」

「全ての被爆者には『死の刻印』が押されている」

『死の刻印』→心(無意識)に抑圧・解離されて永久に保存されている外傷体験記憶。

抑圧し過ぎて受容しなかったり、うまく抑圧できなくなると、「トラウマ(病因化外傷体験記憶)」に変化しPTSDを発病する。
日本人にはフラッシュバックは国民性からないが、他の症状なら幻覚妄想でも何でもあり(複雑性PTSD)。