ロヒプノールの脱抑制による自殺企図 | 精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・コロナ・第二次大戦・北朝鮮ロシア核・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

ロヒプノールの脱抑制による自殺企図

自殺未遂の初老の女性が保護した警察に付き添われ受診した。当院の保護室が一杯のため断ろうかと思ったが、話してみるとしっかりした人であった。孤独な境遇だったが。社会はあなたに生きることを期待しているので、安全が確認できる観察期間(外傷家族の話も聞かずに植松聖を12日間でリリースし薬だけ出した大人の発達障害拠点病院の北里大学精神科医)が必要だと説明し、了解を得て妥当な期間を話し合いで決めて一般病室に入院してもらった。
数少ない持ち込み薬に一般科で処方されたロヒプノールがあった。別の薬を出して翌日に、あまりロヒプノールよりはすかっと眠れないでしょう。しかし、ロヒプノールによる脱抑制が自殺企図を引き起こした可能性が高く、退院までに再び近医で処方してもらうか自分で考えて決めてくださいと。

本人は真剣な表情で入院中代わりの薬に慣れてロヒプノールを止めれますか?と。「PTSDの世紀」に日本人はもはやベンゾすらラポール(無意識への洞察)抜きでは飲めないのである。
カクテル処方にベゲタミン・デパスをまぶさないと気が済まないkyupinは否認し続けないといけない話だが。