(12470)放射能を心配するだけでPTSDになり自殺する | 精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・コロナ・第二次大戦・北朝鮮ロシア核・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

(12470)放射能を心配するだけでPTSDになり自殺する

大阪の精神科医が言い出した話が話題になっているようだが、「文部科学省は年間20ミリシーベルトは安全だから、心配し過ぎるとPTSDになるから心配するなというのはおかしい」は部分的には正しい。20ミリシーベルトが安全なわけはないのだから、最低子供は全員逃がすべきである。それだけの大避難を必要とするからこそ、原発処理は死に物狂いでやるべきだ。

しかし、「死ぬような思いをするからPTSDになるので心配するだけでPTSDにはならない」は間違っている。この精神科医は昨年の106回日本精神神経学会総会での私の発表を全く理解してない。「広島市北西部の山の中で黒い雨を浴びただけでPTSDになった」のである。
日本人全員の「無意識」の中に「放射能への死のイメージ」がある。放射能を浴びてない私が西日本で3月17日に「死にそうになった」のはそのせいである。

日本人なら誰もが「福島原発放射能トラウマPTSD」を発病しうる。