「恋嵐」 あの日も風が吹いていた 貴方のいる方へ 戻れない道に散らばったチラシを集めれば 切った指の先に夜風が沁みる 白いマフラーの中に隠した幾つもの涙 知って欲しい 知られたくない 耳を覆っても何処に居ても その声は聞こえてくる あの日からずっと風に呼ばれている