ドイツ 三度目のロックダウン延長 & コロナ規制強化 | 【雨にも負けず】個人投資家奮闘記

【雨にも負けず】個人投資家奮闘記

コロナの余波で、収入が突然ゼロに!
新しい収入源の開拓を余儀なくされ、選んだ仕事が投資。
果たして投資で生活費が稼げるのか?

 

米国ダウは連日で最高高値を更新!

 

日本でさえ、

「30年ぶりの高値更新!」

と景気がいいのに、ドイツでは下げてばっかり~。

 

 

その原因は?

ドイツ 三度目のロックダウン延長 & コロナ規制強化

なんて聞くまでもない。

11月からロックダウンしてるのに、未だに感染者数が1万8000人(先週の平均)。

 

参照 : コロナウイルス ドイツ国内の感染状況 & 入国制限

 

今週はやっと新規感染者数が減少に転じました。

それでもまだ日本の3倍。

 

ドイツ政府はやむなく、三度目のロックダウン延長 & 規制強化を決定。

 

幸い、

「外出禁止令」

は避けられましたが、これで株価が上がるわけもなし。

被害甚大 銀行株

とりわけ被害が大きかったのは、銀行株。
一瞬、二桁に乗ったドイツ銀行株。
 
その瞬間から南に向きを替え、1週間、下落続き、、。
 
ロックダウンの延長 & 強化で、
「企業が業績悪化、不良債権が増える?」
との心配もありました。
 
が、主な原因は米国で始まった四半期の業績発表。
ゴールドマンサックス、Bank of Amerika の国債売買が弱かったんです。
 
ドイツ銀行の主要な収入源も、この国債売買。
 
「ドイツ銀行も、かなり悪いぞ。」
と、"Sippenhaft"(同業罪)で売られました。
 
この辺が底値のようですが、銀行業界への投資額が多過ぎて、今週は赤字。

ビルフィンガー / Bilfinger - 社長即刻辞任

赤字に拍車をかけたのが、
「工業施設建設会社」
のビルフィンガーの社長辞任。
 
1年振りに30ユーロ回復!
と喜んだ瞬間、
「ビルフィンガー社長、即刻辞任す!」
のニュースで、7%下落。
 
 
「2021年は業績が改善する。」
と、隠れ業績上方修正も発表したが、効果なし。
 
ビルフィンガー、駄目社長が2代続き、倒産寸前。
日産のように、内部反乱で社長を追い出し、迎え入れた社長。
 
社長自ら子会社、孫会社を見て回り、会社の戦略を決め、5年かけて赤字脱出。
 
その社長、
「個人的な理由で」
5月の株主総会も待たずに辞任。
 
推測されるのは、この社長を迎え入れた大株主との意見の相違。
 
社長探しは難航しそう。
この前は社内の役員を社長に就任させ、大失敗。
 
外部から腕利きの社長を連れてきて欲しい。

コロナ特選株 Shop Apotheke

ロックダウン延長 & 強化で株価を落とす株があれば、上昇した
「コロナ特選株」
もありました。
 
そのひとつが、ここで何度か紹介してる
"Shop Apotheke"
です。
 
 
オンラインで薬を販売する会社です。
 
コロナワクチンの開発で、
「業績悪化?」
と危惧されて、一時売られました。
 
が、三度目のロックダウン延長で不死鳥のように復活。
160ユーロから190ユーロに夢のような上昇。
 
この前、ここで紹介したとき、買うべきだった!

ドレーガーベルク コロナ規制強化で株価上昇

日本の病院にも入っているドイツ製の人工呼吸器。
 
今度、テレビで人口呼吸器が出たらそのロゴを見てください、
"Drägerwerk"
って書かれています。
 
コロナ危機で人工呼吸器が足らず、医療崩壊の危機。
 
オランダ国王自らドレーガーベルクに電話、
「人工呼吸器をわけてもらえないか。」
と、社長と交渉。
 
そのドレーガーベルク、医療用マスクも製造しています。
 
コロナ規制強化で、
「公共交通機関とスーパーでは、医療用マスクの装着義務」
が導入。
 
人々は医療用マスクに殺到、品薄状態。
価格が高騰すると、株価も高騰。
 
株価チャート
 
コロナ特選株のひとつ。

起死回生?ハイデルベルク印刷機

もうひとつ、コロナにも関わらず上昇している株を紹介。
 
その会社の名前はハイデルベルク印刷機 / Heidelberger Druckmaschine
 
会社名を見れば、業種がわかります。
かってはDAXにも上場されてたんですよ!
 
デジタル化で貧乏くじを引き、株価が1ユーロを割りました。
 
「コダックのようにデジタル化で倒産か?」
と思ってたら、株価が彗星のような上昇。
 
 
コロナで印刷機の需要が増したの?
違います。
 
この会社、
「印刷機じゃ、もう未来がない。」
と、多角化。
 
そのひとつが、"Wallbox"と呼ばれる電気自動車の充電機器。
 
 
ドイツは今、空前の電気自動車ブーム。
国から(最高)9000ユーロの奨励金が出るからね!
 
当然、自宅で充電が必要になり、ハイデルベルク印刷機の"Wallbox"が大人気!
国が900ユーロまで補助金を出すので、ほぼ無料で買えます。
 
当然、国民が殺到。
ハイデルベルク印刷機は、第二の製造ラインを敷くと発表。
 
参照 : PV Magazine
 
この発表が株価を押し上げました。
ハイデルベルク印刷機、富士フィルムのように、復活するか?

ジョンソン & ジョンソン 最善のコロナワクチン

2週間前にここで言及していた、ジョンソン & ジョンソンのコロナワクチン。

 

「60%の免疫効果が出れば、御の字。」

と書きましたが、

「100%までの免疫効果。」

と、ジョンソン & ジョンソンの社長。

 

参照 : NTV

 

ちなみにこの成果は、第二段階の臨床実験の結果です。

第三段階の臨床実験の結果は、1月中に公表される予定です。

 

ファイザー&ビオンテックと違い、一回の接種でこの高い免疫効果!

おまけに家庭冷蔵庫で30日保存ができちゃう!

価格はモデルナ製ワクチンの半額!

 

と、夢のようなコロナワクチンです。

 

なのに日本政府はファイザーと、

年末までに1億4000本の供給」

で購入契約。

 

年末までですよ。

オリンピックなんて夢だわ。

 

当初は、

6月まで。

だったのに、基本合意だけで購入契約してこなかった日本政府。

 

どうせ使用を認めるに決まっているんだから、去年、購入契約結んでおけば良かったんだよ!

 

世界各国が注文したため、コロナワクチンは品薄。

 

おまけに今、日本に輸出されるベルギーのコロナワクチン生産工場の、

「拡張工事」

で、生産能力が落ちている。

 

政府は

「2月末までに接種を始める!」

って言ってますが、日本に届くワクチンの数は未定。

 

これじゃ、一般人が接種を受けれるのは、6月ではなく、夏か秋。

ジョンソン & ジョンソンにワクチンを注文したほうが、早くて安い!

 

株価は堅調ですが、

 

 

まだ爆発前。

来週、臨床結果が出たら株価爆発?

 

臨床実験結果が悪ければ、その逆もしかり。

 

一発勝負をしたい人向き。

配当金も4ドル出るし、買っちゃおうかな~。