2012真夏の台湾旅行31 龍山寺とは③
『2012 真夏の台北6日間の旅』 http://amba.to/TI4zc3
私たちが台湾ではじめて訪れたお寺「龍山寺」。
台北では最も歴史がある「万華」という地区にあります。
龍山寺も、1738年創建というとっても古~いお寺。
日本で言うと江戸時代の中期ごろですね。
台湾からオランダ勢力を追い出した鄭氏から清朝の版図にうつったのが1683年です。
清朝による台湾攻撃は、明に味方し清を倒そうとしていた鄭氏政権を倒すのが目的でしたので、
清朝は台湾領有に消極的でさほど投資をしませんでしたが、
米穀が豊富に採れたことと、資源なども豊富だったことから、
台湾各地に都市ができていきました。
台湾は、その後も何度も戦禍に見舞われました。
龍山てらは、台湾の激動の歴史の波を改修と再建を繰り返しながら乗り越え、
この地の信仰を一身に集めてきました。
ところで、龍山寺は、仏教と道教のお寺です。
270年という年月の間に、仏教道教かかわらずたくさんの神様仏様が一堂に集まり、
いろいろなお願い事に長けた神様が一堂に会する、
「神様・お祈りごとのデパート」のような面白いお寺になっています。
このおおらかさ、ちょっと日本に似ていますよネ。