ペルーのナナイと言えば、
エメラルドグリーンに輝くボディに、
レッドスポットが散りばめられた極上ぺルビアングリーンの産地として有名ですよね?
正にダイアモンドの輝きです。
ところが、その輝く宝石を傷つける憎たらしい奴の産地としても有名なんです。
ワイルドディスカスですから多少の傷は仕方のない事ですが、
これの少し大きな奴にかじられればもう最悪、
鰭を通り越して深く身をかじられればもう再生不可能、
傷口は治っても美しいフォームは台無しになってしまいます。
今まで数えきれない程のナナイ産グリーンを輸入してきましたが、
絶対に言えることは美しいロイヤル程この傷を持つ個体が多く、
自然界でも美しく目立つ者から狙われるんだなー?っと思ってしまいます。
その憎たらしい奴の正体???
そうピラニアです。
ここナナイにはスケールイーターと呼ばれる小型のものから、
親指ぐらいなら簡単に切断してしまえる顎を持つ大型まで、
川中どこにでもいます。
特に最大級のブラックピラニアを見れば、
いくらどこででも泳ぐ私であっても一瞬躊躇してしまう程、
こんなやつらと一緒の水域で泳いでいるんですから無傷でいるのがおかしなほど、
のんびりと見えるディスカスも逃げ足は速いんですよね。
アーッ間一髪ってのがしょっちゅうなんでしょうね?
自然界での生存はたいへんですね?