ポンヌフの恋人



制作年度     1991年

制作国       フランス

上映時間      125分

監督        レオス・カラックス        

出演    ドニ・ラヴァンジュリエット・ビノシュクラウス=ミヒャエル・グリューバー 



Story

浮浪者のアレックスは、失明の危機に絶望するミシェルと出会い、ポンヌフ橋の上で共同生活をする。

やがて互いに惹かれあってゆくのだが・・・  



Note

ポンヌフ橋の撮影許可がおりなかった為に、同じ橋を作って、撮影に挑んだという、日本人にはあり得ない発想力。
きっとカラックスは映画でパリを支配した世界を描きたかったのだろう。


パリの街ほどフィルムに美しく刻まれる街はないだろうし、
映画人ならパリを自由に描きたいと思うのは当然の欲求なのだとこの映画を観て思う。


パリを自由にかけまわる主役のアレックスは、不自由と自由の境目にいて、それはカラックス自身を描いてるように見える。
愛や自由というベーシックなテーマを光と影に置き換えて表現した秀作な映画だと思う。