●10年経ってみて改めて自分ブランディングについて考えてみる〜自分ブランディング2.0
こんにちは、岡村周一です。
昨日ブログを書いたので、今日もちょっと書いてみようと思って書いてみます。
このブログって、自分自身をブランディングするために、色んな本とかセミナーとかで学んだことを実践に繋いでたんやけど、確かに色んな学びもあり、実践してみて効果もあったりなかったりと、色んな経験をすることができました。
そして、そうしたチャレンジを経て改めて今、自分ブランディングって何やろう??というところを考えてみました。
まず最初に思うのは、10年前にこのブログを始めた頃よりも、もっと「個」を尊重する働き方になってきたということですね。
これは会社に所属していると特に実感することです。
世間では「働き方改革」とかいうじゃないですか。
これって会社が定義する働き方改革とはちょっと違うんですけど、要は自分で働くということをデザインしやすくするということじゃないなかぁと思っています。
・自分がどんな仕事をしたいのか?
・自分が将来どうなりたいのか?
今までは会社という大きな箱の中にいて、その中で仕事を与えられているというのが普通だった。でもこれってもう普通じゃないでしょ?
まぁ確かに国が「働き方改革」というテーマで取り組んでいるという時点で、まだ箱の中で仕事を与えるだけという状態が続いているのが現実かもしれないですけど。。。
まぁ結局人それぞれ自分の人生なんだから、自分がやりたいことを自分で見つけて自分のやりたいように働ける社会にして行こう!
そんなところを国としてやっていこうとしているわけです。
リカレント教育っていう大人になってからも色々学んでいくってのも実は国は取り組んでいて、これってどういうことかというと、これまでは会社の箱の中でいれば仕事をもらえたけど、これからは自分で何かやりたい、だから学びたい!って時に学べる環境を作ろうという感じの取り組みなんですよね。
だから大事なのはね、
自分で自分のやりたいことをデザインしなさいよ。
ってことなんです。
これまでは会社に一度入れば、終身雇用で給料も生活も安定して生活できた。これはこれで幸せだと感じる人にとってはいい制度だったんですよね。
でも、これって戦後の日本の復興のスタイルに丁度合っていたってのもあったんですよね。でも今は違う。どう違うかって、選択肢がめっちゃ増えてるんですよね。
だって、海外に行きたいって思ったらちょっとお金貯めれば行けるでしょ。海外で働きたいって飛び出して、まぁビザはいるけど情熱があれば全然働ける時代じゃないですか。
戦後から高度成長期までって、やっぱ目の前の生活に余裕がなくて不安定だったからこそ、安定的に仕事ができる終身雇用という時代になったんですよね。
今はパソコン一台あれば世界中どこにいてもコミュニケーションが取れる時代。
だからこそ、会社という箱に収まって仕事をする時代じゃなくなってきたんですよね。
あ、会社の箱って語弊があるかもしれないけど、会社という組織に所属していても別に毎日オフィスに通わなくても良い時代になってきてるっていう意味も含んでます。
要は縛られるということが減ってきてるんですよね。
前置きが長くなったけど(そういえば、私のブログってこんなん多かったような気がするw)こんな時代って何が大切になってくると思いますか?
私もまだまだわからないことも多いんですけど、この2つかなぁと思います。
1つは「コミュニティ」を形成しているということです。
そしてもう1つは多くの武器を持っているということです。
コミュニティとは、さっきまで言ってた「箱」のようなものです。これってこれからは会社という組織に属しているかということではありません。会社も1つのコミュニティと捉えられればOKです。
形成って書き方をしましたけど、要は人と繋がってるってことです。
つまり自分が何か声をあげた時に話を聞いてくれる人が集まってくるような環境、同じ志を持った仲間がいる環境、一緒にコラボで仕事ができる環境にいるかということがポイントになってきます。
最近副業OKの会社って増えてきたでしょ?これってつまりはこういうことなんです。自分自身が関わりのあるコミュニティをどれだけ持っているか、ということが大切です。
これは数が重要というよりも、コミュニティがそもそもあるかどうか、濃い繋がりが1つでもあればいいと思います。
で、その中でこれまでこのブログに書いてきた自分自身のコアバリューを持つということが2つ目のポイントです。最近になって思うのは、みんなどんどん武器を持てばいいと思ってます。
なんでかっていうと、その個人のバリューは組み合わせで色んな武器になるからです。
だって「公認会計士」って資格を取るとするでしょ。これってすごい資格なんだけど、公認会計士だけだとただの会計に強い人(言い方すいません)になっちゃう。
でもその人がずっとプロジェクトマネージャをやっていて、PMPというプロマネの資格を持っていたとするとどうですか?
プロジェクト管理ができる公認会計士ってなった時点でものすごく希少価値が出てくるわけです。
そしてそれらが専門性が高ければ高いほど武器になる。新しい仕事がどんどん生まれてくるようになります。もちろん複数のコミュニティを持っていたら、コミュニティAでは会計の分野で仕事をして、コミュニティBではとあるプロジェクトを管理して、みたいな働き方もできるわけです。
で、このブログ的(自分ブランディング)に一番大切なことは
それらのコミュニティであなたの存在を想起してもらうこと
になります。
想起ってわかります?簡単にいうと「思い出してもらう」ってことです。
多分このブログで私がよく言っていたのは、「○○さんといえば○○」という物を作りましょうよ。ということでした。
確かに当時のブランディングとしてはこれが正しかったのかもしれないです。「○○さんといえばマーケティングの専門家」みたいな。
まず前提にこれがあって、次に大切なのは「誰かマーケティングの専門家知らない?」ってなった時に、真っ先に誰を思い出すかということです。つまりここで真っ先に思い出してもらう、つまり想起してもらえるかどうかが大切になってくるんです。
でも想起してもらうのは別に専門性が高いからということだけが理由にはなりません。あいつ熱意があるなぁとか、あいつは色々な武器を持っていてものすごい発想をしてくれそうとか何でもいいんです。
専門性を高めて、突き抜けていくことが自分ブランディング1.0とするのであれば、唯一無二の存在になり、コミュニティの中で想起してもらうこと、これが自分ブランディング2.0だとイメージしてみてください。
こうして改めて考えてみると、自分自身の考えも変わったし、10年経ってやっぱ時代が変わったなぁって思います。もちろんこれまでと同様、1つの分野で突き抜けることは大切です。でもこれからはそうした自分の武器をたくさん増やし、それを掛け合わせることであなた自身が他の誰にもなれない、唯一無二の存在になることがあなた自身のビジネスを加速するためのポイントになってきます。
いやぁ、考えてみるもんですね(笑)
少しでも参考になれれば嬉しいですー