会食2 | 美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

一美容皮膚科医の想い

東京都渋谷区 原宿 表参道
ペルラクリニック神宮前院長
本田淳のブログ

 先日、青森で皮膚科クリニックを開業されている先生と食事をご一緒しました。診療の合間を縫っての会食でしたので、あまり時間が取れなかったことが残念でしたが・・・
 日常業務や震災後の国内情勢、お子さんの英才教育の話!まで、話は尽きませんでしたが、恐れながら、私の拙いブログもお読み頂いているようで、カイロプラクティクの話題もありました。

 カイロプラクティクは、疾患の原因は脊椎の歪みにあり、これを正常化することにより自然治癒力を引き出し、その改善を図る(疾患の根本原因は神経系の異常にあり、骨格矯正はその手段に過ぎないとする考えもあるようです)と一般的に定義されているようです。しかし、西洋医学の教育を受けた者の立場からすれば、部分的にはそのように言えるかもしれないが・・・と、俄かには首肯し難いものがあります。もちろん、西洋医学に一切瑕疵がないなどということはありえず、ケースによっては無力であることもままあることです。統合医療という概念が提唱されて久しいですが、より柔軟な発想で、一般的に代替医療などと呼ばれている分野を科学的に解明しようとする医師も増えているようです。(代替医療という言葉は、そもそも西洋医学から見た呼称ですから、日本の伝統医学の流れを考えると、言葉として適切かどうか分かりません。)
 
 私の場合、やや保守的?なのか、エビデンスが不足している治療は推奨しない立場ですが、代替医療という領域で活躍されている、一部の「能力者」とも言うべき人の凄さは肌身に感じています。何らかの原理のようなものを体感・認知しているのではないかと思えることもあります。
 
 色々難しい問題があるとは思いますが、良い形で統合といいますか、病に苦しむ人、あるいは予防医学、アンチエイジング医学といった分野で、より良い体系が創出されるといいなと思っています。