スランプ | 美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

一美容皮膚科医の想い

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ペルラクリニック神宮前院長
本田淳のブログ

 スランプに対処する方法として、「基本に帰れ」ということがよく言われます。

 あらゆる「道」と言いますか、「技術・技法等の体系」において、たいてい基本の型とも言うべきものを最初に学ぶことになると思います。通常、初心者にも取り組み易くできてはいるが、大変奥が深く、本当に「できる」ようになるには全体系をマスターしなければ事実上不可能というべきもののことが多いようです。

 そして、スランプに陥った時に、いわゆる「戻るべき基本」があれば、問題点が比較的早く判明するので、そういう意味でも「基本を一生懸命やれ」と先輩に叱咤されることになります。

 そう言えば、メジャーの松井選手が、「調子が悪くなったときに、良い時の感触を思い出して・・・というのは嫌いだ。それは逆戻りに過ぎない。」という趣旨のことを言っていたような記憶がありますが、これは、また別の話でしょうね。古来から言われる、守・破・離という世界観の中の話でしょうか?凡人の私にはよくわかりません。

 ちなみに、守・破・離は、江戸千家 川上不白の言葉です。よく世阿弥が著書、風姿花伝に原典があるとされますが、あえて同じニュアンスの言葉を探せば、序・破・急でしょうか?  ただ言葉の使い方が、違うような気もしますが・・・