<24th June Wed>

毎日出掛けてるうちに休暇もあと残り3日になっちゃいました。これではブログもなかなか進みませんが、折角写真用意したので、今更ですが、椿姫を手短に。

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2チームで16回もやってる椿姫La Traviata、まだ終わってなくて、私はあと一回だけ行くのですが、すでに終わったレベカとポポフ組の6月9日と11日の感想です。正面立見席からの写真が2回分混じってます。



La Traviata

Music Giuseppe Verdi

Libretto Francesco Maria Piave
Director Richard Eyre
Designer Bob Crowley
Lighting designer Jean Kalman
Movement director Jane Gibson
Conductor Alexander Joel
Violetta Valéry Marina Rebeka
Alfredo Germont Dmytro Popov
Giorgio Germont George Petean
Baron Douphol Yuriy Yurchuk
Doctor Grenvil Gwynne Howell
Flora Bervoix Rachel Kelly
Marquis D'Obigny Jeremy White
Gastone de Letorières Samuel Sakker
Annina Gaynor Keeble




    

女の子5月18日の初日にすでにヨンチェバの代役で出たマリーナ・レベカ、美人だし、初日は立派な声量と楽々と出るムラのない美声で素晴らしいヴィオレッタだったんですが(→こちら )、だんだんワイルドになってしまったようで、声量と迫力はそのままでも、大雑把な歌い方で音程も外れ気味むっ


そんなに大声出さなくてもいいから、初日のように細かいところに気を配って丁寧に歌って欲しかったです。特に死ぬ場面はもっとはかなげにしないと。

張り切りすぎて段々疲れてきたのか、11日は第一幕目の最後の大事なところで一オクターブ上げなかったですもんね(音符通りに歌うのであれば上げなくてもいいのですが、やはり自信のあるソプラノは上げるでしょ)。





男の子ディミトロ・ポポフのアルフレードはかなり期待してたんですが、調子が悪かったようでがっかりしょぼん

ラ・ボエームのロドルフォ(→こちら )も皇帝の花嫁(→こちら )もとても良かったのに、今回は声がえらく太くなってたし、声に張りもなくて高音が苦しそうだったのが痛ましくて・・・。


第二幕の一番の聴かせどころのアリアの最後の高音がアルフレードのハイライトなのに、9日はなんと一オクターブ下げてました叫び ROHでたくさん聴いてる中でそんなアルフレードは今まで誰もいなかったですよ。これは上げなきゃいけないでしょうに。


11日はちゃんと歌えるかしらと心配してたら、あちゃーっ、どんどん調子が悪くなって、その肝心の部分の直前でなんと声が完全にかすれてしまい、オクターブ上げるの上げないのどころじゃない最悪の状態になってしまいましたガーン これ以上は歌えないだろうから代役にバトンタッチするのかもとすら思ったけど、幸い数分して再登場した時には声は回復。でも、レベカ嬢のとてつもない声量にかき消されてスケールちっちゃく感じられたこともあり、期待が高かった分、残念なポポフのアルフレードで、知名度の低いもう一人のイスマエル・ジョルディに負けちゃいましたねダウン




パパ・ジェルモンのGペテアンは、ディドナートが車椅子で歌ったセヴィリアの理髪師でまあまあのフィガロだったバリトン(→こちら )。今回はメーキャップで無理矢理老けてみせてたけど、声は若々しいままなので、この役には向かないかも。クリアで輪郭がはっきりしてるところは私好みで、もう一人のフランコ・ヴァッサロより好きかな?



指揮者のアレクサンダー・ジョエルは、ビリー・ジョエルの年の離れた弟(片親だけ同じ)だそうで、たしかに似てる?




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