<10月19日(水)>

真冬のように寒いロンドン、足取りも重く、さっきROHから帰ってきました。寝る前に、悲しい速報を手短にアップします、泣きながら・・しょぼん

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今日のトラヴィアータ、観たかったのはレオ・ヌッチだけで、彼が初日に続いて再び聴けるのであれば、あの不快な声オのおぞましいマリーナ・ポプラフスカヤも我慢しようと・・・むっ


・・・なのに、なのに、ロイヤルオペラハウスに着いたら、


オー・マイ・ゴッド! 叫び


ヌッチがキャンセルして、代役がこともあろうに、あの、このブログではお馴染みの、私がこよなく愛するホロだって・・・(ディミトリ・ホロスフスキー)ガックリ


開演前の舞台でのアナウンスによると、ヌッチ爺は今日の午後になって風邪が悪化したんだそうです。ロンドンは急に寒くなりましたからねえ。

で、困り果ててたところ、たまたまホロがロンドンのどこかで歌ってて、代わりに出てくれると言うので、やれやれ、よかった、ホロ様に感謝、ということだったようです。


たしかに、(知名度だけは)世界的な歌手を代役に引っ張ってきたのは、普通に考えたら「でかした、あっぱれ」なんですが、有名じゃなくてもいいから他に誰かいなかったんでしょうか? もう誰でもいいからさプンプン


よっぽど観ないで返ろうかと思ったのですが、ご一緒した方々と来週のグラインドボーン行きの打ち合わせもあったし、これはブログねたにしなくちゃと思い、証拠写真のカーテンコールまで我慢して待ちましたよ。


オペラ三昧イン・ロンドン

               これは幕の途中のストップモーション・カーテンコール


幸い、あまりにがっくりきて疲れがどっと出たのか、ほとんどこっくりこっくりぐぅぐぅしてるうちに、よかった、あっと言う間に終わりました。

オペラ三昧イン・ロンドン
なので、感想は書けないのですが、近くだと聴くに堪えないホロの息継ぎはいつもにもまして激しくて不快でしたが、それ以外はホロとしては絶好調だったんじゃないかしら。


ポプラフスカヤは、初日はそう悪くなかったので良い批評を得たのも理解できるけど、今日は声が乾いてて、おまけにいつもより音程外れっぱなしで最悪。

指揮者が下手なので、オケはガタガタ。


あーあ、ヌッチは今まで何度も元気に歌ってたのに、私が行く日にキャンセルしなくてもいいのに・・。初日に聴いておいて本当によかった。そうじゃなかったら、あまりに残酷ハートブレイク  


これだからオペラって嫌だわ・・・。昨夜は素晴らしいワーグナーの「さまよえるオランダ人」で感激したのに、今日はボロボロの椿姫。


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