昨日(7月7日)は、サドラーズ・ウェルズ劇場に着物で行きました。ご一緒して下さったのはお馴染み着付けのA先生。


バレエ界のス-パー・スター、シルヴィ・ギエム嬢が東北地震チャリティとして特別に公演を追加して下さったのですから、雨の予報でしたが、ここは礼を尽くして訪問着で。日本のことを思って下さるギエム嬢への御礼と、少しでも日本らしい雰囲気を出せたら嬉しいのですが。


落ち着いた品の良いピンクをお召しの先生ですが、いつものように襟元が素敵で、洒落た半襟と華やかな伊達衿だけでなく、ふっくら感を出すために特別の工夫をなさっているそうです。


オペラ三昧イン・ロンドン     オペラ三昧イン・ロンドン


私は襟元はぺしゃんこで貧相だしお太鼓もつまらない基本形しかできないんですが、先生はアクセントを付けた帯結びで後姿にも華があってさすが。

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たくさんの方が声を掛けて誉めて下さったのも嬉しかったですが、最前列の真ん中に座る私たちの着物姿を舞台の上からギエム嬢も気が付いて下さったすれば、感謝の気持ちが伝わったでしょうか。


古典的なバレエではなく前衛的なパフォーマンスだったので、もっとモダンなコーディネートの方がぴったりだったとは思うのですが、雨も寸でのところで免れたし、涼しい日だったので袷がちょうど良かったのはラッキーでした。


オペラ三昧イン・ロンドン
さて、


私の薄いペパーミント・グリーンの訪問着は久し振りの登場で、2007年9月に日帰りでパリのオペラ座に行った時以来(→こちら )。


実は持っていることすら忘れてました。神戸の古着屋さんで新品をお利口さん価格で買ったのに、折角の掘り出しものを忘れてしまってはおバカさんですね。


全部覚えてる自信がないからこそ、こうしてブログで一覧(→こちら )にしてる筈なのに、「今度は何を着ようかな~!、今まで着たヤツをざっと見てみよっと」、と思っても、3年以上前のものまで目が行かないので、忘却の彼方に押しやられてしまうわけよ。反省。


柄も小さくてインパクトは弱いけど、刺繡も施されていてなかなか良い訪問着なのにね。・・・いつものように年齢不相応なのは、まあ海外ですからご勘弁を、ですが。


亀甲柄の黒地の帯は、決して忘れませんよ。娘時代に親に買ってもらってから40年近く持ってるんですから。


しかし、帯揚げと帯締めのチョイスが今回は難しくて往生こきました。ムスメがいた時は選ぶのを手伝ってもらってたのに、家を出て独立してしまった彼女・・・。こんなところでしみじみと淋しさを実感するカーチャンでした。



今日は格調高く上品にしてみましたが、A先生との次の着物お出掛けは来週の金曜日で、ほれ、例の3D撮影のマダム・バタフライですから、ちょっとルールを踏み外して芝居っ気出してもいいかなぁ、やっぱりヒンシュク買うかしら、と、あーだこーだ打ち合わせ中です。 

      
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