いえ、ドレスデンの素敵なレストランやナイトクラブに行ったんじゃなくて、3泊中3晩ともオペラハウスにいたんですけどね。


到着した日の夜は運よくダフ屋から切符が買えて、すごく良い席だったにも拘わらず普段着で行くしかなかったですが、最初からタンホイザーに行く予定だった2夜目はオペラハウスに相応しい装いにしようと張り切りましたよ。


で、着物にしようかどうかずっと迷ったんです。


化繊にすれば雨は気にならないし、草履はハイヒールよりも楽なので歩くのはOKだし、せっかくですもんね。


でも、夏物といえども荷物は増えるし、一緒に行った方たちを着替えで待たせるのも申し訳ないし、ワグナーは座っているだけでしんどいし(タンホイザーは中途半端な長さだけど)・・・


とグラグラした結果、今回は洋服にしました。



こないだ洋服の整理をして発見したこのワンピース、


1年半前に衝動買い したOasisの服だけど、持ってたことすら忘れてて、もちろん一度も着てないので、これにしましょう。

(着物はパソコンでリストまで作ってあるのに、洋服管理はズサンだこと)


だけどこの服、シワにならずに畳んで運べなくて不便。でももう意地だから、結局これで飛行機に乗りましたわ。(その点、着物はいいわよね、簡単に平らに畳めるもん)


ウエスト部分がシャーリングでよかった。でなきゃ、今太ってるから着れないわ。 (そろそろダイエットをせねば)  


          

高月さんは、焦げ茶色の上下にビビッドな青いサッシュが素敵ですね。雨が降ってたけど、休憩時間に止んだので外で記念撮影。黒いカーディガンと光るショールも持っていきました。


  
オペラハウスの中から雨の広場を望む。



  

今日の席は前から9列目のほぼ真ん中。これで様子もわかったから、次に来る時には着物にしよっかな。



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26日は残念ながらオペラじゃなくてコンサートでしたが、上の方の席に座ってみたくて、また行きました。


4階(一番上)の隅っこ近くで8.5ユーロ。椅子は立派で快適。


隣の席に初老の日本人ご夫婦がお座りでしたが、時差ぼけでお疲れらしい奥様はすやすやとなさってました。


こういう席の方が、劇場全体が見えていいですね。

美しいシャンデリアも初めてちゃんと見えました。


今夜はこのオペラハウスのオケ(Staatskapelle Dresden)のコンサートで、指揮者はリゴレットと同じFabio Luisi。


Mozart : Sinfonie g-Moll KV 183

Mundry : Panorama clego (2001年作曲のピアノ協奏曲)

Haydn: Sinfonie Nr.94


ピアニストはCarlo Granteという男性ですが、前衛的な超ヘンテコな曲なので、腕前なんぞ全くわからず。


向かいの席のドイツ人らしいおばさんがほとんどずっと両手で耳をふさいでいたのは笑えたけど、私たちの隣の男性がブラボーブラボーと叫んでいたのが不思議でした。身内だったらもっとましな席にするだろうに。


  

  
作曲家のIsabel MundryとピアニストのCarlo Grante


新曲は苦痛だったけど、お馴染みのモーツァルトとハイドンは心地良くて、上手なオケ演奏を楽しめました。




終わったら9時半。


まだ明るいので、何度も行ったカフェへ。


暖かな夜、黄昏のオペラハウスを眺めながらケーキとワインで乾杯ワイン 


ゼンパー・オーパー、堪能しましたキスマーク


 



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