11月13日、着物でオペラハウスに行きました。
休暇消化作戦と言いながら、丸一日休むのも気が引けるので、午前中は会社で休息。
昼過ぎに家に帰って着替えたのですが、小雨模様だったので洗える安心着物にしました。安心を考えるとどうしても登場するこの藤色小紋は便利この上なし。飽きましたけどね・・・
ロンドン風の着こなし、と言えば聞こえはいいが、季節無視の椿柄でムラサキ夫人になりました。
この秋ロイヤルオペラハウスのすぐ隣にオープンしたレストランでカルメンさんとゆっくりと早めの夕食。
オペラハウスの楽屋口の斜め向かいにあるMasala Zone
ロンドンに何軒かあるチェーン店のようで、カジュアルなインド料理。
食べ物は写真に撮るほど可愛くなかったので(味もどうってことなし)、天井いっぱいにぶら下がったお人形の写真だけ撮ったりして。
ドニゼッティの「愛の妙薬」の新プロダクションの初日だったのですが、お洒落した人もいつもより多かったような。
1ケ月余りのリングサイクル漬け状態から脱して、対照的な明るい喜劇オペラを観るのは気分が晴れます。
ワグナーで二日酔いになった時の特効薬がこの明るいドニゼッティってとこでしょうか。又行きますので。
カルメンさんは、最近日本のお知り合いからプレゼントして頂いたという秋色のお召し物。
ツギハギ柄のこの着物は、紬に見えるのですが、そうなのでしょうか? だとしたら、凝った織りですよね?
オフベージュの帯ですっきりと、帯揚げもバッグも色がぴったり。
写真撮り損ねましたが、渋いオレンジ色のマッチした羽織もお召しでした。
カルメンさんの柄行きが映えるように、私はつまんないくらいすっきりした無地に近い着物にしたのです。
さて、この日は私たち二人とも年齢相応のシックさですが(のつもりですが)、明日はちがいますよ~!
ロイヤルオペラハウスの資金集めガラ公演ですからね、ディナー付きのリッチなお方々は正装のはず。一人2千ポンドくらいもするどえらいたっきゃー(すごく高い)切符を買った人が何人いるかによって雰囲気もちがってくるのですが、タキシードとイブニングドレスがうじゃうじゃという前提で、安い切符の私たちも場の雰囲気を壊さないようにと言いながら便乗して、一番ゴージャスな着物で行ってしまおうかと。
日本にいたら石が飛んできそうなヤツを考えていますので、楽しみにして下さいね。
日本でではとてもできないようなことをするのを期待してらっしゃるわけでしょう? ですよね?
えっ、ちがう?
無理な若作りなどというみっともない真似はよして、年齢相応のしっとりとした日本女性像を目指すべきだと?
なるほど、そうかもしれません。でも今回はもう間に合わないので、今まで通りの踏み外しまくり路線まっしぐらで出掛けてきます。ガラガラガラ~~