先週の母の日に娘からもらったお手製のカードの表紙です。セガのソニックとテイルズは彼女の長年のお気に入りキャラクターで、もちろん見本は必要なし。さっと手早く描いてしまいます。


去年の誕生日カードもお見せしますね。これもお得意のドラゴンボールで、見本なしでどんな風にでも描けます。(クリックで拡大します)


小さい時はポケモンが得意でしたが、何も見ずにすごいスピードで何十種類もそっくりに描けたので、シャイで無口な子でも人を感心させることができたのでした。

 

sonic & tails        dragonball card


    今年のMother's Day Card                      去年の私の誕生日カード




親ばかギャラリー   ← ここに今までお見せした娘の作品がまとめてあります。漫画だけではなくまともな絵もあります。




ところで、娘の進路がとりあえず決まりました。

とりあえず、と言うのは9月からの一年だけのことで、その後何がしたいのか発見するのが目的の大学付属のアート短期基礎コースで、あらゆる分野を広く浅く体験できるようです。絵を描くのも大好きだし、手先が器用なので工作も得意で、小さい頃から何時間も一人で黙々と没頭してた子だから、まさに理想的な体験をさせてもらえることでしょう。


しかし、ここまで決めるまでに彼女なりに迷ったうようで、小さいときから妙に分別のある彼女は、いくら好きで多少上手でもアートで食っていくのが難しいことは充分わかっていて、それがずっと悩みの種でした。

トーチャンの指導のおかげで理科系科目の成績もよく、Aレベル科目も物理と数学を選んだので、建築関係に進めば両方活かせるのでのはないかいうトーチャンの案も考慮したようですが、建築に興味があるわけでなし、結局アートで勝負する方向にしようと決意したようです。一生経済的にひとり立ちしたいという彼女にとってはある意味勇気ある決断です。


親としては複雑で、折角今までまじめにトーチャンと二人三脚で勉強してきて、一流大学にもいけるだろうに、それはまあいいとしても、こつこつと努力する性格なのにここで何かを勉強するのをやめてしまうのはいかにも惜しい気がします。とはいえ、一番エンジョイできて少しは才能もありそうな分野一筋に進むのは正解でしょうし、今まで問題も起こさず親孝行してくれた一途な娘にはなんでも好きなことをさせてやりたいです。

自分自身で選んだ道、絵であれ彫刻であれこれぞと思うものを見つけて欲しいものです。一年で足りなければ何年でもやればいいのですから。



でも、やり直しがきくのがイギリスの教育の良い点で、例えば来年「やっぱり他のこと勉強して堅気のなりたいから大学で物理学やるわ」と言い出したら、また受験勉強をやり直る必要はなく、もうすぐ受けるAレベル試験の成績を評価してもらえるのです。


大学に入る前にギャップ・イヤーという「社会見聞」をする子もたくさんいるので(ウィリアム王子もチャリティ活動に参加してチリでトイレの掃除までしてたでしょ?)、出遅れるわけでもなく、これが彼女のギャップ・イヤーだと思って、思う存分楽しんでもらいたいものです。


でもその前に6月までは試験勉強があるので手を抜かずにもう一頑張りしなくてはなりません。私はもちろん「勉強しなさい」なんて絶対言いませんが。私が「ねえ、どっか遊びに行かない?」と誘うと「オカーサン、私は復習したいから」なんていう子ですからね。そうじゃなくても言いませんが。