蓮キョ☆メロキュン推進!「ラブコラボ研究所」 | ぺんぎんの戯言ブログ

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スキビファンが今まで読専だった駄文を書いてみました。

出版社、原作者、関係者には関係ない趣味の二次駄文です。
二次が嫌いな方や、悪戯、嫌がらせ等はご勘弁下さいませ。

因みに、基本的に尚ちゃんが好きではないので、尚好きな方は申し訳ありません。

すみません、まさかの寝落ち&メンテで時間を逃しました!

更にお待たせしてしまいました。

メロキュン企画リレーです。

風月様&ピコ様『アメンバー様300人達成企画!』

ケロ様『アメンバー様500人企画!』

魔人ことsei様『3ヶ月記念&アメンバー100人超え企画!』

ひかり様『ブログ一周年記念企画!』

美花様『本館7万HIT超え&本館サイト半年記念企画』

明太山葵の『ブログ開設半年記念企画!』

皆さんのお祝いがぎゅぎゅっと詰まったリレーになります!
しかし、いざメロキュンを目指すと大変!

ちゃんと皆様の話を次いで、メロキュンになってるかドキドキです。
それでは今までの皆様の素敵リレーをおさらい!

第一話《風月様作》
第ニ話《ピコ様作》
第三話《ケロ様作》
第四話《美花様作》
第五話《sei様作》
第六話《チカ様作》

そして次はひかり様……すみません。やっぱり鬼切りかも。

∽∽∽∽∽∽∽

いつも俺の腕の中に 7

いい匂いが充満するバラのお風呂で身体をゆっくりと暖めてる最中、さっきの自分の行動を思い起こして頭から湯気が出そうだった。

あの敦賀セラピーにいつの間にかどっぷり浸かって、そしてあまつさえ自分から引き剥がされる迄、抱きついていたなんて!
頭からボチャン、とお風呂に潜ってしまった。

はははは恥ずかしいっ!
最近の敦賀さんのスキンシップに慣れてしまい、自分からハグをお返しする事も増えてきた。

「最上様、のぼせてしまっては敦賀様をお待たせする事になりますよ」
「え?」
「女性は少しなら男性をお待たせするのは愛嬌ですが、長時間お待たせしては・・・・」
「は、はいっ!」

慌ててバラ風呂を出てバスローブを羽織りながら、今の言葉が心に引っかかっていた。
エステティシャンの手さばきとアロマオイルの香りが心を解してくれる。

心と身体がリラックスしてくると、口も滑らかになるようで、ついお姉さんに聞かれた事に素直に答える自分がいた。

「最上様は人に甘えるのが苦手でいらっしゃるのですね」
「・・・・昔から母にも周りにも突き放されて来たので」
「先程は可愛い程、敦賀様に甘えていらっしゃったのに」
「忘れて下さいっ!・・・・私なんかには過ぎた事で・・・・」

お姉さんはくすくす笑うと、ゆったりとした声で話を紡いだ。

「最上様は花を育てるのはお好きですか?」
「ええ、好きです。今はあまり時間と場所がないので置いていませんけれど」
「花は可愛いよ、綺麗だよと言葉をかけてあげると、その言葉を受けて可憐な華を咲かせようとします」

確かに私も草花を育てる時には心を込めて、綺麗に咲いてね、と水やりをしているかも。

「しかし花自身が私なんて、と思っていては育てがいがないでしょう」
「確かにそうですけど・・・・」
「ですから素敵な言葉をくれる方から、素直にその言葉を受け入れればもっと素敵に輝けるのではないでしょうか? お好きな方からの言葉なら、もっとですわ」

お、お好きな方っ!? 私の気持ちが敦賀さんに溢れ出しているのがばればれなんだろう。破廉恥すぎるぅっ!
でも以前の信仰・・・・よりは人間的な敦賀さんを見て、心が跳ねるのを感じる。

きゅ きゅっ

丁寧にオイルでゆったりと脚を揉まれる度に、いつも私の脚を揉んでくれていた大きな掌と甘い言葉の数々を思い出して、顔が赤くなってしまう。

これではリラックスどころではありません~~!

*****

俺はエステのラウンジでくつろぎながら、最上さんとのこの三週間の特訓の軌跡を見返していた。

モデルは自分の感覚と人から見られる感覚がずれる事があるため、ビデオで映像でチェックしながら、ポージングを見るためにデジカメで様々な姿を撮っていた。

最初こそ緊張していたが俺の指示を的確にものにしていく彼女は、その映像の中でも輝きを放っていた。
その他にも料理中やすやすや眠っている姿など、愛しい彼女の笑顔が一杯つまっている。

最近ではキューティーハニースマイルを惜しみなく見せてくれる最上さんが、俺の手の中の携帯から微笑んでいる。
思わず携帯にキスを落とした瞬間に、自動ドアが開く音がした。

そちらに目をやって言葉を失った。

中に送った後に渡した純白のマーメイドドレスに包まれた最上さんは、まるで天使のように可憐で、すぐにでも教会に連れて行きたくなる雰囲気を醸し出していた。

「あの・・・・遅くなってすみません」
「ああ、その服も君にぴったりだ。まるで天使の様に綺麗で、どんな花よりも可憐だね」
「ありがとうございます」

いつもなら真っ赤になって逃げそうなのに、今日は俺にはにかむような満面の笑顔をくれながら、洗練された身のこなしでここに歩いてくる。

その笑顔に改めてドキドキ、と高鳴る胸。
俺は彼女に恋されてると勘違いしてもいいんじゃないだろうか。

俺は自然とハグと頬にキスを落とした。
優雅に応えてくれる彼女に気をよくした俺は、最後に腰を抱えて唇を目指したが、にっこり笑ったまま唇に手を当てられてしまった。

ん? なぜかふるふる震えている。

「お・・・・」
「お?」
「お姉さん、やっぱり無理ですぅぅぅっ!」

最上さんの後ろで赤面しながら俺たちを見ていた従業員達の中で、俺が施術をお願いした女性が、顔を覆ってため息を吐きながら俯いていた。

「やっぱり恥ずかしすぎますぅっ!」
「一歩ずつで宜しいのでは?」
「何の内緒話なのかな?」

すると最上さんはポポッと頬を染め、俯いてぽそっと呟いた。

「女同士の内緒話です・・・・」
「女性は如何に綺麗になるかのお話ですわ」

なぜそれが最上さんの絶叫と頬を染めた訳になるのだろう? 慌てた様に彼女は話題を変えた。

「そう言えばこのドレス、凄く素敵ですね。ありがとうございます」
「明日、君の晴れ姿を直接見れないのはやっぱりちょっと悔しくてね。是非、俺だけの為にこの衣装で特訓の成果のステージを見せてくれないかな?」
「はい、わかりました!」

従業員がラウンジの場所を空けて、全体が見渡せる場所にソファを置いてオフィスに戻っていった。最上さんは自動ドアの向こうにスタンバイしに行った。緩やかな音楽が流れ始め、まるで別世界に変わる。

そして自動ドアが開いた時、俺はこの三週間の事と明日本番を見に行けない事を心底悔いる事になった。

***** ひかり様につづく

わ~い、鬼切りです。

ひかり様、すみませぇん……
でも、私は信じて託します!

もしかしたらメロキュン度足りないかも。申し訳無いです。