先ほど帰宅したら,コメントをいただいておりました。
台湾へ行くことが多いNokia好きの方からだ。これは答えずにはいられない。「iPhoneにしようと思うのだが,注音記号(いわゆるBoPoMoFo)による入力は?」という,いかにもNokiaで苦労してきた方らしい質問でドキドキしてしまう。
氏は恐らく,日本語版iPhone 3GSを購入し台湾でもBoPoMoFoで使いたいということなのだろう。

S60V3の場合なら,これを実現するにはNokia端末のプロダクトコードを台湾版に書き換えキーボードも台湾版繁體中文に換装,それに+Jをインストールして日・中・英を出入力可能とするパターンが思い浮かぶ。でもCCCフォントなので字にディザがありデカイ。

僕はピンイン入力&繁體中文ラブという変態なのだが,更にTrueTypeを使いたかったので,タイ語に焼いてからZTA4でピンイン入力を確保の後に+Jをインストール,繁體ミックスのスペシャルフォントを突っ込んでいる。

この悩める子羊さま(失礼)の気持ちは痛いほど分かる。
Nokiaにおける日本・台湾・中国の入力方式とフォントの問題は非常に大きい。
しかし!!!!! iPhoneはそれをまったく問題としていないのです。
「へ? ピンイン? BoPoMoFo? ナニ言ってんの? 20世紀なの?」
とでも言わんばかり。
では,どんな具合なのかご覧くださいませ。


【iPhone 3GSにおける中国語入力の設定】
操作:設定>一般>キーボード>各国のキーボードを選択します。
(4とあるのは,現在4種類のキーボードを入力用に設定しているということ)
ちなみに,日本語10キー,英語,ピンイン,絵文字です。日本語ローマ字入力は使いません。
(裏ペネ)

一番下に,二種類の中国語が鎮座しております。
ここでは台湾における注音記号が目的ですので,繁体字中国語へ進みます。
(裏ペネ)

すると,三種類が選択できます。
僕はここでPinyinのみをOnにしているのですが,3個すべてをOnにしてみましょう。
(裏ペネ)

email作成画面で入力です。
手書きの認識はスバラシイのひとこと。ちなみにスクリーンショットも簡単です。外部アプリに頼らずに実現しています。ホームボタンを押しながら本体上のスリープ/アウェイクボタンを押すとキャプチャーできます。
(裏ペネ)

我と来たら,次は愛? いえいえ僕は台湾観光客のオッサンではありません。
桃園空港のイミグレで我愛你の練習をしているのを見かけますからねぇw
これはピンインにしてみたところ。
キーボードの切替は地球儀ボタンを押すことで順次入れ替わります。
(裏ペネ)

で,注音記号。
子音入力時のショットがなかったので追加しました。
(裏ペネ)

子音が入力されるとキーボードが切り替わり抑揚まで出現します。
(裏ペネ)

もうねぇ,はじめは信じられませんでした。だってアラビア語とかキリル文字とかフラマン語とか,良くわかんないのまで入ってるんですから。で,キーボード設定後に再起動とかもしなくていいんです。僕が5800XMを買って,そのクソさ加減に嫌気がさしてHTC Diamondを経由し,(今ではN95 8GBを台湾用にのみ使っているという)こんな状態になったのも,このiPhoneの素晴らしさが原因。それほどスバラシイのです。静電容量式タッチスクリーンでマルチジェスチャー対応という点でも,Android端末に比べて劣っていません。

Nokiaラブさん,來來來グッド!
「どうせiPhone G4は高くなるから,いま3GSを買うべきだと思います。はやく使い始めなきゃ時間がもったいないです。」とまで言ってしまいます。

あぁ楽しかった。
では!