昔は、どの中学校でもチャイムが鳴った。

キンコンカンコンとチャイムが鳴ると、みんなが席に着いた。

そして、終わる時も。皆が待ち望む授業終了のチャイムが鳴った。

ところが時々、そのチャイムが鳴っても授業を終了しない先生がいた。

子供たちからすると、随分迷惑な話だった。

始業は守れと怒るくせに、終業を守らない先生はやっぱりいやだなぁと思った。

ところで最近は、日本中の多くの小中学校からこのチャイムの音が消えたそうだ。

時計を見て生活することが目的だとか。

う~む。ボクらの時より、難易度が上がっているではないか。時計を見て生活するなんて、ボクら中学生の時の感覚ではほとんどなかった。

とりあえず、チャイムが鳴ると席に着く。

終了のチャイムが鳴ると、教科書を机の中にしまう。

そうした、パブロフの犬状態で生活していたボクらよりも、今の子どもたちの方が数段優れている。

だって、時計を見て生活できるのだから。

ボクが住む静岡市では、12時と5時に音楽が鳴る。

これは、市民に時を告げるために市で鳴らしているものだ。

5時の音楽を聞くと、あ~、今日も一日終わったなぁって気持ちになる。

できたら、あの曲。

市にリクエストを受け付けてもらいたいなぁとも思う。

例えば。ボクなら、ドリフターズの「ほんとにほんとにご苦労さん」を強くリクエストしたいと思うのだけど。


若林で見た空


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