ボクは、本屋さんに長時間滞在する。

もちろん、買う本を選ぶためだけど、それだけじゃない。

本屋さんにいると、なんだか落ち着くのだ。

周囲が全て本だらけという状態が好きなのだ。

あ~。ボクの家に、本屋さんがあればなぁってつくづく思う。

夕飯を食べた後、ちょっと3階の本屋さんに行ってくるなんてのがいいなぁ。

階段を上ったら、そこは本屋さん。考えだだけで、ウットリする。

「そんなの、自分の部屋に書架をしっかり作ればいいじゃないか」と思う人がいるかもしれないけど、それじゃぁダメだ。

ボクが希望するのは、常に新しい雑誌や本が並んでいる状態なのだ。

週刊誌も月刊誌も新刊本も全て揃っている書架を作るのは、とてつもなく大変だから。

いっそのこと、本屋さんが家の中にあればいいなぁと思うのだ。


若林で見た空


と、義弟に話したところ。

「ボクのところそうだよ」と、あっけない返事が返ってきた。

義弟は、いわゆる高層マンションに住んでいる。

花火を見下ろすような高層マンションだ。

「ボクの家、2階が本屋だよ・・・」というその発言に、なんだか気持ちが滅入った。

自分の夢を、他人が叶えていると言う事を知った時の絶望感は、こんなにも大きかったのか・・・。

あ~。「家の中に美術館があればいいのになぁ・・・」と。

悔しいから、ボクは夢の方向転換をその場で行った。





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