立教大学の近くの小さな部屋
それが二人の愛のかたまり
夢を追いつづける二人は
現実のすべてを見た
大阪で生まれた女やさかい
負けられへんと思った
大阪で生まれた女やさかい
がんばらなあかんと言いつづけた
立教大学の近くの小さな部屋
何もないけど輝いていた

さて、この曲は、何と言う曲でしょうか。
・・・って言うと。


若林で見た空

実は、これは「大阪で生まれた女」の8番なのだ。
大阪で生まれた女は、全部で18番まであって、実際レコーディングされたのは、4番と6番だけ。
本当は、一曲歌うと30分以上かかるというスゴイ曲だったのだ・・・。
ボクは若い頃、大阪で生まれた女をカラオケでよく歌った。
大学を卒業した年。旅行会社に就職したボクは、新入社員の歓迎の飲み会でもこの曲を歌った。
後にも先にも、その会社の社長と会ったのはそのときだけだったのだけど、その時ボクはポケットに手を入れて大阪で生まれた女を歌っったようだ。
そして、すぐに直属の上司に呼ばれて、厳しく注意をされた。
「社長の前でポケットに手を突っ込むな。」
22歳の頃の話。
懐かしいね。
あれから30年近くが経った。
当時の直属の上司と同じくらいの年齢に達したボクだけど、今、ボクの職場に入ってきた人間がポケットに手を入れて歌を歌っても、きっとボクはおこらない。
だって、ボロの大阪で生まれた女は、ポケットに手を入れて歌ったほうが、かっこいいって今でも思えるから。