これはもはや、昔話なんかじゃない。
今日は、ポパイオイリィーボーイのお話。

若林で見た空

かの、マッカーサーにすら従順でなかった日本人、白洲次郎さんの若い頃のニックネームはオイリィーボーイ。車が好きで、車ばかりいじっていた彼は、いつも油まみれだったから、皆にそう呼ばれた。
2009年に出た、大人向けポパイは、白洲次郎さんのニックネームを標題とした。
中身は・・・。
ボクらが若い頃愛した文化で溢れてる。
サーフィン。模型。女の子。
そして、ボクらは大人になったのではない。大きな少年になったのだと言う。
あいかわらず、ポパイしてるね・・・という感じなのだ。
でも・・・、取り上げられている品々は、少し上品になった。
いつまでも、ギトギトしてられないよねという、オイリィーボーイという標題とはうらはらに、わびさびのきいた内容になっているのだ。
ボクが気に入ったのは、職人が作る日本の一流品。

若林で見た空

そこには、ぽち袋からベーゴマ、とげ抜きまで、あらゆる和の一品が紹介されている。
これがたまらなくいい。若い頃は、こんなに和をいいなぁとは思わなかったのに。
これも、日本の空気をずっと吸い続けてきたからなのだろう。
今は、和物が、不思議と肌にあうのだ・・・。