唐閣さん主催の梅花茶会


茶席を担当させていただいたときに使った


西瓜壷と南瓜壷の生みの親、


呉さん親子の工作室(アトリエ)へ遊びにいきました。


お茶会で使ったことのある茶器が、


部屋中に並べられて、


大感動です。




ここが西瓜壷の生まれた場所ですよ!



Peru泡的茶


以前からBLOGでは何回か遊びにいき、コメントを残していた際に、


「台湾へ来たらぜひ遊びに来てください。」と言ってくださり、


友の乙骨さんとも知り合いとのことで、


乙骨さん運転で連れていってくれました。




何回か携帯でどこですか?どこですか?


と道の行き方を聞きながら、


たどり着いたところは、


びっくり、ひやっとする危険な丘の上でした。




お~い、ここだよ~!


と、一家揃って出迎えてくれました。




Peru泡的茶


親子3人とも茶器を作るという芸術一家で、


とても温かく、やさしい笑顔で出迎えてくれました。



確かに丘の上の風景は絶景です。


ここの自然の風景を眺めながら、


いろんな作品のアイデアが生まれるのだそうです。



夜の下山は危険そうです。






台湾ではとにかく食事の心配はいらなかった。


行く先々で、聞かれる


「ご飯食べたか?」






Peru泡的茶



この日は、呉さんママが用意してくれた、


粽子と、ザーサイのスープ春雨をごちそうになりました。


もうすぐ端午節です。


うれしすぎる歓迎です。




Peru泡的茶


ご飯の後は、


ご自慢の茶器とお茶でお茶タイム。


茶席の設えに使う道具はもちろんすべて手作りの作品です。



台中の山の土に惚れてここにアトリエを構えたのだそうですが、


西瓜の緑や、南瓜の赤などに使う土は、


台湾全土から集めたものだそうです。







Peru泡的茶


呉さんは陶芸家でもあり、


茶人でもあります。


自らお茶会などにも参加し、お茶淹れをします。


だからでしょう。


お茶を淹れる時のことをよく理解していて、


水の出方や、きれなどがきれいと前に使ったときにも感じました。


ずしりと重いが、使いやすい。



水を美しく見せる作品が多いように感じます。





Peru泡的茶


(こちらも作品の一つ。 お碗に水が入ると土が金色に輝きます。)



呉さんは、日本の鉄器からもたくさんのヒントをもらい、


台湾の茶器作品作りに生かしています。




Peru泡的茶



呉さん一家は、日本が好きです。


日本の自然、芸術は美しい。


すばらしい。ということを語ってくれました。


特に、日本の茶道はすばらしいと褒めていて、


茶道の道具やお手前の意味など、


興味深い話をしてくれました。



でも日本では、ただ茶道の形式が堅い。


というだけで、離れてしまい理解しようとする方は減っていっているような気がします。



意味のない動きなんてない。


茶道も茶芸も同じです。


その意味を知ることで自らが人として成長し、



道具の美や、


茶の世界の美を感じることで、


生きる生命力となるものだと思います。



人は何かを美しいと思うと、


うれしくなり、心が満たされます。


それが生きる糧となります。


お茶が持つ芸術の一面は、それを手助けしてくれるものだと思います。




呉さん親子に会い、


日本人が忘れかけている、


日本の美を気づかせてくれました。



西瓜壷の生家を訪ねたときのお話です。



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