2日、広島球場で練習中にくも膜下出血で倒れ、広島市内の病院に入院していた巨人の木村拓也コーチが逝去。享年37歳。

願い、かなわず。
無念だ。
代表から、回復は難しいという話はあったが、
こうも早く逝ってしまうとは。
いや、むしろ、この数日、よくがんばったと
言うべきか・・・。

なんの兆候もなく、まったく突然に倒れ、
本人もなんの別れも告げられず、なんの
整理もできず・・・。
さぞかし無念だと思う。
せめてもの救いは、倒れて、入院していたのが、
家族のいる広島だったこと。
家族も辛いだろうなあ。

まだ37だよ。
私より8つも若い。
早すぎるよな。

鮮烈に印象に残っているのが、昨年9月の
ヤクルト戦で、残りのキャッチャーがいなく
なった時に、彼がマスクを被って、無事に
無失点に抑えたこと。
あの時の原監督の決断と、彼のあまりに
フレキシブルな対応はすばらしかった。
原監督が彼を抱きしめて、肩をばんばん
叩いていたのは忘れられない。

日ハムからスタートして、広島で長く
ユーティリティ・プレーヤーとして活躍。
巨人に移ってからも、スーパー・サブとして、
大車輪の活躍をしてくれた。
アナウンサーは必ず、彼を「キムラタクヤ」
とフルネームで呼んだ。
キムタクって名前は私にとっては彼の
イメージが強い。

さらば、キムタク・・・。
ご冥福をお祈りします。

読売新聞    巨人軍HP