チコがお空に帰って、丸2年が経ちました。
一緒に過ごした最後の春。
「チコ、お誕生日は、ぜったい一緒に迎えようね」
2月の末に余命宣告を受けていたチコですが、そんな私の願いを叶え
3月19日の誕生日までは本当に元気でいてくれました。
でも、いくら親孝行で頑張り屋さんのチコでも
「次はお花見も一緒に」という願いまではきけなくて。
4月4日、お空へと旅立って行きました。
山の上にある霊園に向かう道は
まるでアーチの様に左右で桜が咲いていて
「チコ、こんな形でお花見の約束を果たしてくれたの?」と
たまらない気持ちになったのを覚えています。
その日から私の中で、桜は「切ないもの」になってしまいました。
もうお花見にも、一生行く事はないだろうと思ってました。
だけど、自身の生涯を立派に生き抜いた頑張り屋のチコたんは
私がその場に留まり続けることを望まなかったようです。
・・・なんて思ったのかもしれませんね。
私は「犬達と関わる生活」を再び送るようになりました。
ワン友さん達と触れ合い、色んな動物愛護イベントに参加し
このブログを開設し・・・・そして今年の1月
突然の報告にも関わらず
皆さんが「おめでとう」と言って下さったのが嬉しかったです。
チコを心から可愛がって下さった皆様からの
改めて、ありがとうございます。
今年はひなと一緒に、近所にお花見に行ってきました。
「チコのおかげで、こうして進めているよ」という気持ちを込めて
あの、サクランボのバンダナ
を巻いて。
チコの場所から、ちゃんと見えたでしょうか。
チコちゃん。このバンダナを巻いた子とお母さんは
あなたのおかげで出会え、今を共に生きています。
先日、友人から「ひなちゃんとチコたん、重ねて見る事ある?」と訊かれました。
同じ日本犬系のワンコなので、きっと似ているところはあるのでしょうが
私の中では一度も重なった事はないんです。
私はそんなチコと一緒に並んで、ひなの成長を見守っている。
そんな感覚なんです。
チコを常に感じながら、ひなと生きる日々。
「幸せ」
その言葉を言えるようになるまで、色んな想いがありました。
最愛のチコを見送り、ひなを迎えるまでの心の過程。
いつか、何かの形にして残したいとずっと思っていました。
そんな時、ぺろままさんからお誘いをいただいて。
今年の秋に開催される、ままさんの個展に私のコーナーも設けて
いただける事になりました。
個展のタイトルは「しあわせの階段」。虹の橋がテーマです。
個展についての詳細はまた、ぺろままさんの方からお知らせがあると思いますが
私のコーナーでは「これからの永遠 」の続編を出展したいと思ってます。
私はプロの物書きでもペットロスの専門家でもありません。
でもそんな「ただの人」だからこそ皆様と分かち合える部分があると思います。
続編の出展以外は、まだ何も決めていないのでご要望等ありましたら
仰って下さると嬉しいです。出来る限り、実現したいと思います。
よろしくお願いします。
三年忌の今日。
また新たに進み出すことを、チコに報告に行こうと思います。
ひなと一緒に、あの桜のアーチを通って。
「PECO[ペコ] 公式ブログ」