小さな恋 第2回 | がらくた通り3丁目

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人にとってはまるで無価値。それも一個人の形成には不可欠。自我の源泉をたどる旅。おつきあい頂けたら幸いです。

ガメラ
▲レスポールの前で記念撮影。20年ほど前に購入した海洋堂のソフビ製組み立てキット「ガメラ」。目の部分はアクリル球で改造。色は少し青過ぎたかな~?すべてドライブラシで仕上げました


今回の連載タイトルの
主人公ではありませんが
僕が通っていた幼稚園の担任の先生。

5歳の僕は子どもながらに
「先生かわいい」と密かに思っていました。

家庭訪問に来られた時は嬉しくて
先生の膝の上に座ったり
かなり落ち着きを失っていたと思います。

年長になるとクラス換えで
僕の小さな恋は
終わりを迎えることになりました。

この経験が始めて女性を意識した
記念すべき出来事だったわけです。

小学校に入学してからは
僕も人並に友達もできます。
この時に始めてできた友達が
以前ブログでご紹介させていただいたO君です。
O君にはその後10年ほど
音楽はじめ影響を受けることになります。

O君の家に始めて遊びに行った時に
目に止まり今も心に焼き付いている画像が
彼の部屋の真新しい勉強机の上に貼られてた
「ガメラ対ギャオス」の
B2判の映画のポスターでした。

映画を見たこともなかった僕は
ガメラという怪獣を始めて知りました。

僕はO君がとても羨ましく、
ある日曜日に父にせがんで
札幌の映画館で封切りされてた
「ガメラ対バイラス」を
見に連れていってもらいました。
この映画は2本立てで
もう1本が「妖怪百物語」でした。

ろくろ首という妖怪をこの時知り、
今でも僕の怖い妖怪ランキングの1位です。

僕は本命のガメラよりも
この「妖怪百物語」の方に
強い印象を受けたのでした。

〈つづく〉