不良小児がん患者 | ぺこさんち

不良小児がん患者

最近じゃめっきり、ただの日常ブログになりつつあるこのブログ。


それでもちょいちょい、闘病時の時を書いたり、

私の中にある1割の真面目を書いたりしていると、質問がくるのです。


その1つに、

「杏菜ちゃんが退院した直後の生活はどんなの?」


入院生活を終え、シャバへと出た後。

菌やらなんやら、ビクつく生活をしているがん患者さんとその家族。


そんな中、杏菜はどうだったかやぁと、当時の写真を出してみました。


退院した1週間後の写真が、こちら。



IMG01836.jpg

ドーン


まさかの、早々に幼稚園へ通い出したわ。


いや、普通はあり得ないんだと思うよ。

だって、この1週間前まで病院のクリーンな世界に居た身だし、

なにより、抗がん剤12クールとオペで、体力は皆無だったはずだ。


そりゃ不安はある。あるが、

幼稚園へいくことを目標にしていた杏菜が、満面の笑みで

「菌?そんなん知らんし。行くし。」と言えば、

「よし、いってらっしゃい」と言ってしまったわ。


救いようがないわ。





しかも、バクタ飲んでるのに、普通に生モノ食ってる!!


これ、たしか7月なので・・・退院して1カ月も経っていないわ。

バクタを朝夕と飲んでいた時代なので、まだ免役が戻ってきていないはず。




だがしかし、誰よりもめっちゃいい笑顔してるよ。


いい笑顔すぎて、こっちが笑えてくるわ。



しかしさ・・・




帽子もバンダナもしていないわ。


なぜなら、杏菜はハゲを気にしていなかったからだ。


そして本人がそんなのだから、お友達すら誰も気にとめていないわ。


さすがに最初は、みんな「なぜ髪の毛がないの」と言っていたらしいが、

担任の先生(可愛い)が、説明してくれたらしい。

それに杏菜本人から1度も、

誰かに何かを言われて悲しい思いをした、ということを聞かなかった。




まさかの・・・


砂遊びの写真まで出てきたわ・・・


おそろしいわ・・・ハハハ


さすがにプールは断念しているが、

断念した上での砂遊び、意味ないだろうよ。



とにかく杏菜は、杏菜がいいように過ごしていた。


ただでさえ、幼稚園の途中で検査がある日にゃ、

テンションがダダスベリだった女だ。


NK細胞活性化女、というのが、1番しっくりくるよ。


現に退院後1カ月もしないうちに、白血球も好中球も、平均値を越えている。

末恐ろしすぎる妖怪だと、親の私も思っている。



杏菜は闘病中、いや、産まれた瞬間から、なんだかたくましく、野太く見えた。


なんの参考にもならない、退院後1週間の記録。

みなさんは、ぜひとも・・・


無理のないように、楽しくすごしてね。


我が家みたいな、不良小児がん患者にならないように!!笑