先ほどすれ違ったおじさんが、
段原を過ぎたら後は平坦だから楽だよ
と言っていたので、それならばと
そこからラストスパートをかける事にした。
どんなラストスパートかって?
単純に走りました。だだだーっと。
山登りのタブーですけど、暗くテープの色も見えづらい道を最後に下山するのは
さすがに不安だったから。
米窪火口壁に沿ってダッシュをしたら
目の前に山頂直下の急坂が現れた。
ダマされた・・・
山頂は見えてたのだから、普通に考えて
平坦な道が続くはずが無い事くらいわかるだろうに
これが山の怖いところ。
ハアハアと、あまり人に見られたくないくらいバテバテで
やっとの思いで山頂。
そこには上半身裸の男性がいらっしゃった。
なんでも、今夜はこの近くに泊まるらしい。
なんとも不思議な方だったが、カメラを撮ってもらえるのはラッキーだと思って
迷わずお願いした。

かわいい方を発見!

山頂からの景色
ぱっくりと口を開いた米窪、そして阿蘇、祖母山へと続く
雄大な景色は、まさに絶景の一言に尽きた。


素晴らしい山頂の空気をもう少し楽しみたかったが
暗くなるのは怖かったので、一休みしてすぐに下山する事にした。
帰り道の少しだけひんやりした風は
なんだか優しく感じた。
夜の法華院につづく