前方に大船山、平地岳、そして下方にいくつものカラフルなテントが見える
坊がつるだ。
大きな案内板を越え、清々しい川の音を聞きながら
橋を2つ渡るとキャンプ場だ。



炊事場、トイレ完備
少し歩けば温泉あり。
背後には三俣山がそびえ立つ。
最高のロケーションで荷物を降ろし、テントを張って昼ご飯にした。

しかーし
ゆっくりしてる場合ではない。
前半で遊びすぎたため、すでに時刻は13時をゆうに過ぎていた。
ほんとは九州最高峰の中岳に行きたかったが、相談したおっちゃんに止められた。
今から行ったら帰ってくる時に暗くなって危ないからと。
それなら、明日行く予定の大船山に行こう!と
予定変更。
そして出発。

軽くヤブを過ぎると樹林帯に入る。
ひんやりとして気持ちがいい。
5合目を過ぎると軽石が多くなって
非常に歩きづらい。
なんども、ズルッと転びそうになる。
疲れも出て来て、なんだかヤな道だなと思ったが
空を見上げると
綺麗だったのでパチリ。
これ、後に気づいたのですけどハートなんです。
屋久島のウィルソン株でもハートの写真は撮れますが
今回はまったくのたまたま。
何か縁を感じた。

延々と続く登りに喘いでいると
前方より、小さな女の子とお父さんが、娘さんギブアップとの事で引き返していた。
いっその事、ぼくも時間が遅くなって来てる事を理由に一緒に引き返そうと思ったが
段原というくぎりのポイントはすぐそこだからがんばった方がよいと言われ
頑張って登る事にした。

つづく