桃の花は1本の枝に対して
多すぎるくらい咲き乱れます。
でも
綺麗だからと言って全部花を残してしまえば
やがてすべて実になります。
それはたくさん収穫できていいのですが
1つの大きさがとても小さくそして甘くもない・・・美味しくない・・・
数を減らして間引きの行為をする事によって
生死のセレクションをします。
だから大きくて甘い桃のなるのです。
人間が食べる植物は
そうやって選ばれています。
この状態を↓
人の手によってこの状態にします↓
↑まったく同じ枝の写真ですが
第一段階としてここまで減らします。
この後
何度か間引きを繰り返し
1本の枝に1個or2個にまでして
樹のエネルギーを特化させていきます。
全員を育てないで
樹のパワーを数個の優秀な実へ
どんどんと集約させていくのです。
それは少々残酷なのかもしれませんが
美味しい桃を作る為です
やるしかありません。
ただ普通の桃農家さんは蕾や花を
間引いて落としてしまえば終わりですが
豊田屋ではそれらを捨てないで集めまして
ポプリ・入浴剤・飾り 等々・・・
そういうものに加工して
ちゃんと利用していきたいと考えています。
動物界にも自然界にも
捨てる命は1つだってないという事なのです。