宝石緑2007年8月23日(木)
17:00
退院してほっとする間もなく、検査結果からの診断と治療方針の説明を
先生から受ける。姉、弟も参加。
※この時点でまだ、もしかしたらがんではないのでは?と思っていた甘い私。シラー


診断はやはりがん、しかも肝臓に転移しているとのこと。
8時間くらいかかる大きな手術になる。
肝臓は右葉を切除する。
大腸は腫瘍部分を切除して、残った部分をつなげる。
99パーセント、上行結腸に新たにストーマを作成する。
(出血が少なく、腸の状態が良ければストーマは作成しない)
話しを聞けば聞くほど、手術に怖気づいてしまう。
※でも手術で切除できる、治るタイプのがんだから大丈夫と、姉はほっとしていたらしい。


とにかく手術は避けられないので、頑張ろうと思う。
1回目の手術を乗り越えたから、今回も大丈夫だろうという気持ちもあった。

みんなでファミレスで夕ご飯を食べる。


宝石緑2007年8月24日(金)
一時的とはいえ、パウチは高価なものなので、
一割負担となる障害者手帳の申請をする。


宝石緑2007年8月25日(土)
次の入院、手術に備えて美容院へ。
ロングの巻き髪だったけれど、久しぶりのショートヘアにした。
ストーマの漏れ、ガス音が心配だったけれど、無事終了。
ぱっと見は全然健康な人に見えるんだろうなぁ。


宝石緑2007年8月26日(日)
家で初めてパウチを交換する。なんとか上手くいった。

「アタック25」から年末チャンピオン大会の打診あり。
療養中と伝え、10月にまた確認してもらうことにする。
※7月19日に収録、8月5日に放送された「アタック25」で優勝!
この時点では12月のチャンピオン大会は50パーセントくらい出られるかな?
と思っていた。


この日は一緒に住んでいた彼が夜勤の日。
退院して初めて夜ひとりになったけれど、けっこうぐっすり眠れた。ぐぅぐぅ


宝石緑2007年8月28日(火) セカンドオピニオン
セカンドオピニオンに国立がんセンター東病院(柏)に。
久しぶりのちょっとした遠出に、半分ウキウキ。
S病院と違って、本が置いてあったり、レストランがあったり、
入院生活が楽しそうな病院だった。でもちょっと建物が古いかな?


O先生の診断は妥当との結果。
違うのは肝臓の右葉を切除するのではなく、部分切除でいいのでは?というところのみ。

※この時の先生は怖い感じの中年の男性。終始厳しい雰囲気だった。
でも最後に退室しようとしたら、「手術して治して、元気になってね」と言われて嬉しかった。


さっそく病院のロビーから先生に電話で報告。金曜の外来で相談することにする。
※この時、先生の声を聞いてホッとした。精神的にも頼っていたのかな。


宝石緑2007年8月31日(金)
このままS病院で、0先生に治療をお願いする。
先生は右葉切除について、考えてると思ってたみたい。
でも医者の間でも、右葉切除か部分切除か、意見が割れていると聞いては、素人の私にはとても判断できないし、がんセンターの先生も続けて同じ病院で治療すべきと示唆してくれたから、納得してお願いした。


肝臓については、T大学病院の教授に執刀してもらうとのこと。
その都合で、大学病院で手術することになるかもしれない。
手術日は20日に決定。


宝石緑2007年9月1日(土)
弟一家、姉がお見舞いに来てくれる。
朝から食事の準備をして、ちょっと疲れる。
メニューは
・ハヤシライス
・グラタン
・サラダ
・ガトーショコラ

幼い甥っ子達の元気なパワーがすごかった。生命力というか。


夜、眠れなくなってしまった。
やっぱり手術が怖いし、再発して死んでしまうんじゃないか、とか、
悪いことばっかり考えてしまう。


宝石緑2007年9月4日(火)
昼のドラマ再放送が楽しみな日々。
ストーマのわずらわしさから解放されたい気持ちになる。
ストーマのおかげで、食べ物が美味しく食べられるし、
あのまま腸閉塞で死んでしまったかもしれないから、今の状態はとても良いと理屈ではわかるけれど、シャワーの時に鏡に映った姿を見たりすると、がっかりする。


O先生から電話。手術はS会病院ですることに決定。
T大学病院の教授が来てくださるそうだ。
一度入院して勝手を知っているし、看護師さんとも顔見知りだし、安心。


宝石緑2007年9月7日(金)
O先生が家族に話しをしたいということで、姉、弟を交えて外来を受診する。
説明を聞いていると、なにか私に隠している部分があるというか、私には余計なことを考えさせないようにしてくれてる感じがする。
ま、知っても怖くなるばかりだけど。
先生が携帯番号を教えてくれた。いつでも電話していいって。
でも、そう簡単には電話できないよね(^^;)
それだけ重い病気なんだろうな…と思う。


説明の後、私の好きなお蕎麦屋さんで遅めのお昼にする。
みんな優しくて楽しかった。その気持ちに感謝。


宝石緑2007年9月10日(月)
入院したら出来ないであろう、いろいろな雑事をした。
お金は保険や健康保険組合から戻ってくるので、心配はしていないけれど、
当座払っておく口座が心元なかったので、銀行の用事をした。
あとは入院用の本を買ったり、日用品を買ったりした。
お昼は回転寿司。スタバにも久しぶりに行った。


宝石緑2007年9月15日(土)
パウチ交換したら少し皮膚がかぶれていた。昨日からちょっと痒かったからなー。


宝石緑2007年9月16日(日)
いよいよ入院が近づいてきて、ちょっとビビる。
でも、もし死んでしまっても、お母さんが迎えに来てくれるならいいかな、て思った。
でも姉や弟、彼に深い悲しみを残してしまうかな?と心配。特に彼が心配。


宝石緑2007年9月17日(月)
彼が家中を掃除してくれてサッパリした。
O先生から電話。明日入院したら、ストーマから先の内視鏡をやるとのこと。
ストーマに内視鏡が入る穴あるの?て、「え、えー?!」て聞いてしまった。
痛いのかな?先生、看護師さんに任せるしかないな…。