“ こんなことを言うと、こう思われるんじゃないか ”
“あの人あいさつもしてくれないけど、私、何かしたかな”
そんなふうに考えてしまうと
気になって不安になりますよね。
育児中だと特にママ友との関係とか、
義父母さんとの関係で、
もやもやすることが多いかもしれません。
他人の目から見た自分が気になりすぎて
他人が望む人物像を演じてしまうので、
自分の本当の気持ちを押し込めて
無理やり相手に合わせることになってしまいます。
感情を抑圧したままの自分に気づかないでいると、
それらはそのまま心に蓄積していくので
ストレスの原因になり
心が傷ついたままになってしまいます。
ストレスがたまると不安が高くなり、
自分の悪口を言われたくないので、
誰かの陰口を言って、
自分が嫌われないようにする人もおられるようです。
これと同じようなことが
子ども同士の間でも起きます。
我慢してしまう傾向がある親だと、
子どもにも我慢させてしまうこともあります。
そうすると、
｢いじめられても我慢しないといけないんだ｣
と子どもは思ってしまいます
でも、これはあってはならないことです。
大人になっても、自分の気持ちを我慢して何も言えない方は、
子どもの頃から言えない環境にいたのかもしれません。
「叱られるのは私がわるいからだ」
と思い込んでしまい、自分に自信がなく、
人にどう思われているのかがとても気になり
自分のことより人のことを気にしながら
がんばり続けていた方も多いと思います。
子どもが友達にいじめられているのに
親や先生に言えない理由のひとつに
｢自分が悪いことをしたからいじめられるんだ。
いじめられていることを話すと叱られる。｣
と思う子どもがいます。
叱られるのがイヤだから言えないのです。
こんなことになると困るどころではありませんよね。
どんなに怖い思いをしていても誰にも言えないでいるのです。
でも、理不尽な叱り方をされていたり、
放っておかれていたり、親の役割をさせられたり、
子どもが自分は大切にされていないと感じていると
このようなことが起きてしまうこともあります。
逆に、不満が爆発して人に攻撃する子どももいます。
まずは、親自身がモラハラやパワハラ、
DVなどの被害を受けているのなら
行政や民間団体に助けを求めたり、
自分に自信がなくて
いつも不安定な気持ちを持っているのなら、
｢自分は大切な人間なんだ｣と、
思えるようにカウンセリング等を受けることが必要です。
子どもが被害にあっているなら
助けてくれる人が見つかるまで行動し続け、
子どもは親が守るしかないと思います。
人は、いつのまにか傷つけられ、
自分を傷つけたり、人を傷つけてしまいます。
これは、SOS です。
｢誰か気づいて!助けて!｣と
心が叫んで行動を起します。
自分が苦しんでいる SOS に気づき、
人が出す SOS に気づける大人でありたいものです。
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