前述の日記でいかにも八つ当たりしてそうなアタイですが
八つ当たりは止めて、夕方晩ご飯の支度が終わったので
トコトコと歩いて図書館へ。読み終わった伊坂幸太郎氏の「魔王」を返して
予約してあった京極夏彦氏の「幽談」借りて、一冊じゃなんかなぁと思って
山田詠美氏のエッセイ「ライ麦畑で熱血ポンちゃん」も借りて来た。

京極さんのは先日予約待ちしていた(最初3ケタ待ちですよ、奥さん)
「死ねばいいのに」と「百鬼夜行 陽」も読んだ~。
何ヶ月も待っていたので忘れていて他の本借りに行こうとしたら
直前に「図書館に届きましたよ」メールが来て、なんでこのタイミング?!
急いで読まなきゃならないじゃーん!て焦った。

一緒に借りて来たのが「アイヒマン調書」と青木玉さんのエッセイだったので
絶対次の予約入ってそうな京極さんから読んで、読みづらそうなアイヒマンを最後に…
やっぱりアイヒマン調書は調書なだけに、縦に2段組みの読み応え満載の本で
期間延長さしてもらいました…最後まで読みたかったし~。
そしたらやっぱり京極さんのは次の予約入っていて延長できなかった。ホッ。

「死ねばいいのに」はこれまたある意味憑き物落としのような…
自分のことしか考えてない事に気づいても居ない人達。
自分の事を振り返ってみちゃうわ…主人公?となるキャラがいいね。

「百鬼夜行 陽」は前に「陰」を読んでいる人は分かると思うけど
百鬼夜行シリーズ(姑獲鳥の夏に続くシリーズ)のスピンオフというか
傍役さん達にスポットを当てた短編集。本編では明かされない傍役の人の
考えてる事や、更に元になった話がわかってシリーズファンにはたまりませぬなぁ…
まだ読んでない事件が混ざっているんですけど…もしかして次と噂される
「鵺の碑」は日光が舞台…?エピソードと人を忘れないようにしなくちゃ…無理か。

アイヒマン調書」は副題が「イスラエル警察尋問録音記録」となっておりまして
↑のリンク先の説明を読んでいただいた方が早い。
ざっくりとしか知らないんですホロコースト。テレビのドキュメンタリーとか
そゆのでしか知らないです。でも「海辺のカフカ」に出てくるんですね
アイヒマンに関する本を読むシーンが。それでちょっと興味を持って検索したら
こういうのが出て来たので試しに借りてみたとです。

前知識があまりない状態でこれさくっと読んで、それから歴史を詳しく(特に数字で)
調べ直すと背中にぞくっと走ります。あまりに淡々と人間を「処理」するために
「輸送」しただけどだと、命令に忠実だっただけだと、覚悟していると
罪を認めているというようなことを言った上で「言い訳」するアイヒマン。
うひ~。

でも全然知識が足らないのでたまたま病院で読んだ週刊文春で紹介されていた
ポーランド人の本をまた借りてみようと予約してみた。
ちょっとね~、学生の時全然勉強しなかったからさ、今更ながらね。
人間がどんなに残酷になりえるかというのは、日々のニュースでも嫌って程
知らされるのだけれど…

しかーしこゆ本読むと夢に出てねぇ…
京極さんのとかも好きなんだけど、夢に出てくるのよねぇ…
ので山田詠美氏のエッセイは寝る前にちょこっと、脳内を明るくする為に読む。
昔からずっと読んでたんだけどいかんせん長過ぎる。どこまで読んだか忘れた。
でも確実によんでないのが「ライ麦畑~」だったので借りて来た。
最近小説の方はご無沙汰~なんだけど、エッセイなら軽くていいかなと。

また読書の日々~♪
読む本がなくなって「ガラスの仮面」読み直ししてたくらいやもん。
楽しみでごわす。