日々の暮らしにちょっとウキウキするような身近な上質を採りいれましょうよ
そんな気持ちを込めて製作している、ののくさ堂
つくったもの、全てが巣立つわけではありません。
自分なりに、手にとっていただける形やサイズ、色合いなどを考えてつくります。
それでも、出店する場所や見てくださる方の層によって、反応は変わります。
生まれた時は、いいコたちはばかりなのに。
巣立つコと、シーズン持ち越しになるコの違いなんて、ほとんどないくらい、同じようにつくっているのだけれど。
先日、昨年製作した服たちが巣立ちました。
それも本当にぴったり似合う方達の元に行きました。
まるで、彼女たちを待っていたかのように。
この世に存在するものには存在する意味があるので、この世界にはなんの無駄もない、という言葉を実感したような心地でした。
布と出逢った私から生まれた服たちが、ちゃんと似合う方に出逢って、喜んで迎え入れてもらえた。
製作してよかったのだ。
生まれてきてよかったんだ。
出逢いは小さな自信の経験を積ませてくれます。
この世に生まれてくるものに無駄はない。
服たちでも、ちゃんと相応しいご主人と出逢う。
行き遅れていたのは、その人に出逢うためだったのね。
購入くださった服たちを早速着て、ハーブガーデンで記念撮影!
左から、
・ヨモギ染めのTシャツ
・小鮒草染めしたガーゼ地をチュニックに仕立てたのと、クルミ染めのショートストール
・紫色のウール地に黄色ニットのキャップスリーブコンビのチュニックと、共布のバッグ