こんにちは、教師の転職コンサルタント藤井秀一です。
今日は転職に関する注意点を一つ、お話ししておきたいと思います。
以前、こんな言葉を聞かされたことがあります。
「転職さえできれば、どこでもいいんです!」
残念ですが、この方は何度も転職を繰り返す危険性があります。
転職で大切なことは、「キャリアアップできるかどうか」です。
(給料のお話ではありません)
苦しい環境から逃げたい気持ちが強すぎて、自分を見失っている・・・・。
もしそうした状況なら、一度、冷静に思考を整理する必要があります。
・転退職のプラス面とマイナス面は?
・転職後、実現していきたいことは何ですか?
・売り込む材料がない場合、どのように応募をすればよいですか?
・他の応募者と自分とを差別化できる方法をご存じですか?
多くの人々が、「自分には売り込む材料がない」と思い込んでいます。
しかし、実際にはだれでも経験や学習で手に入れた能力が備わっています。
その内容を効果的にわかりやすく提示する手法が必要なだけです。
問題は、その方法を知る人がほとんどいないということです。
職務の経歴を時系列で並べただけでは、転職の売り込みはできません。
これは企業転職に限った話ではありません。
業界内転職(他校への転職)でも、組織が変わればイメージがわかないものです。
(採用する側には伝わりにくいのです)
「採用者が求めている要素を持っている」と、明確に示す必要があるのです。
また、キャリアプランは、ライフプランそのものです。
仕事の範囲だけを考えていては、実生活との矛盾を生む可能性もあります。
「一日も早く転職して、今のつらさから解放されたい」
私にも経験があるので、そのお気持ちはよく理解できます。
しかし、どうか、焦らないでください。
順序や準備内容をまちがえると、もっと大きな後悔を生んでしまうのです。
かつてその後悔をした張本人が言うのですから、まちがいはありません。
(キャリアカウンセラーになる前のお話です・・・・)
「転職さえできれば、どこでもいいんです!」
その考え方では危険です。
職場への定着とキャリアの再蓄積ができること。
転職(転任を含む)には、この2つの絶対条件があるのです。
どちらか一方でも欠けてしまうと、後に大きな後悔を生み出します。
ライフプランに基づくキャリアビジョンのつくり方にはノウハウが必要です。
まずは自分をとりまく環境の整理を、「正しく」進めておいてください。
キャリアプランの再構築には、自分を掘り下げておく必要があります。
しかし、その前に状況整理をしておかなければ正確な作業ができないのです。
☑ 今の職場には、キャリア相談できる上司・同僚がいない
☑ 自分で進路決定したら後悔するのではないかと心配だ
☑ 勤務している学校が、遠からず他校に買収されてしまいそうだ
☑ 増え続ける業務負担に、精神的な限界を強く感じている
☑ 私学なのに、ここ数年、生徒数が減少し続けている
☑ 職場の人間関係が重荷となっていて、出勤するのがつらい
☑ なぜか自分ばかりがモンスターペアレントを呼び込んでしまう
☑ 医師の診察を受けたところ、「うつの疑い」と診断された
☑ 身近に転職した教師がいないので何をすればよいかわからない
こんな状況なら、早急な環境分析が必要です。
書類作成を焦る前に、問題の根本を明確化してください。
こちらのチェックシートがそのお役にたつはずです。
年度替わりを見据えれば、この冬休みは最後の機会。
有効かつムダのない時間利用をお考えいただければ幸いです。
あなたの未来を拓くチェックシートはこちら
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