放課後の過ごし方:サッカー
「ピースボート子どもの家」は、洋上はほぼ毎日、9時から15時半まで保育園として動いています。
寄港地についたときと、15時半以降の「放課後」は、親子でゆったりできる時間です。
日本の家にいれば、園が終わった夕方からの平日、どうしても、
洗濯ものを取りこんで、夕飯作って、お風呂に入って、歯を磨いて、絵本を読んで、寝る・・・
という忙しいルティーンの中、毎日を「こなす」ように過ごしてしまいがちです。
(私のように働く母だと、なおさらのこと!)
でも、船の上では、ありがたいことに毎食シェフがおいしいご飯をつくってくれるし、
部屋の掃除も、ハウスキーピングのクルーがやってくれます。
そう、船は大きな「ホテル」のような場所なので、家事の必要がないのです。
そのぶん、地球一周の体験を共に過ごす約900人の参加者同士、ゆっくりと話したり
船内のさまざまな催し物に参加して、世界で起こっていることについて見聞を深めたりできます。
そんな大きな「ホテル」であり、「コミュニティー」であり、「大学」のようでもある船の上で、
子どもたちは毎日の15時半以降をどんな風に過ごしているのでしょうか?
決まった時間にデッキを散歩して、
日々違った色を見せてくれる海と空を眺めることを日課にする親子もいれば、
園にお迎えにいったあとは必ず、午後のお茶に向かう親子、まっすぐプールやジャグジーに向かう親子…
みんなそれぞれに、ゆっくりと過ごせる船内の時間を楽しんでいます。
そしてピースボート事務局からも、数日に一度、
子どものため、もしくは親子のためのプログラムを準備しています。
今日はその中のひとつ、サッカー教室の様子をご紹介!
モンテッソーリの環境でどれだけ夢中になって取り組めるものを見つけても、
身体を存分に動かせるスポーツデッキやキッズプールの存在は欠かせません。
海を見渡すスポーツデッキでボールをおいかける子どもたちの、生き生きとしていること!
ピースボートでは、日本で集めたサッカーボールを寄港地で訪れるコミュニティーや学校に届ける
「ピースボール 」という活動もしています。
これまで約10年間の活動で、38カ国に11,089個 のボールを届け、
世界中のお友達に笑顔を広げている「ピースボール」プロジェクトの話も
ボランティアで関わるお兄さんたちから聞いたりする中で、
きっと子どもたちの世界も広がっているでしょう。
洋上が長くても、毎日、楽しい船内生活が続いています。