プリント基板の製造にはガーバーデータが必要だが、
弊社では、
274D形式のガーバーデータ(標準ガーバーデータ)での製造は対応せず
協力会社で274X形式に編集する。
理由は
274D形式のガーバーデータは
アパーチャー作成に手入力作業が不可避となるためだ。
日本国内で作業をする場合、
編集担当者は、原則的には充分な研修を受けている上、
ダイレクトに対話をすることもでき、
データ編集の際のリスクが少ないが
海外企業ではなかなかそうはゆかない。
従って、弊社では
274X形式(拡張ガーバーデータ)での提示をお願いしている。
しかし、図研製のCR-5000PWSは、
デフォルトでの274X形式のガーバーデータの出力は不可能であるらしい。
CR-5000PWSは、大変使いやすいCADではあるが、これが玉に傷ともいえる。
CR-5000BD(Board Designer)を購入するか、
CAM編集機で、274X形式に変換する必要がある。
当社では、日本国内の企業に協力を仰ぎ、
274D形式の標準ガーバーデータを
274X形式の拡張ガーバーデータに変換する作業を承る。
一般論であるが、
品質を優先するのであれば、
ガーバーデータは274X形式(拡張ガーバーデータ)を
プリント基板メーカーに提示することを推奨する。
海外メーカーのつかいずらい一面ではある。