ガン治療薬リタクサンと死亡リスク

このシリーズでは海外のニュースを取り上げて紹介したいと思います。

ねこへびリタクサンに死亡リスク有り

アメリカで利用されているガン治療薬の一つにリタクサン(Rituxan)という薬があります。リタクサンはBリンパ腫の治療薬なのですが、エリテマトーデスと呼ばれる膠原病患者に投与したところ、脳のウイルス感染により死亡したという報告が米国食品医薬局より発表されました。

亡くなった患者は二人とも進行性多巣性白質脳症と呼ばれる病気を発症してしまいました。この病気はウイルス感染によって起きますが通常は無害なものです。しかし、一旦発症すると有効な治療法はなく、致命的な状態に至る病気です。

リタクサンはBリンパ腫患者かリュウマチ関節炎患者にのみ、他の治療法が有効でない場合に限って処方することを許されたものです。従って、エリテマトーデス患者には許されていない治療薬です。しかし、製造元であるジェネテック社によれば、これまで約1万人のエリテマトーデス患者が治療を受けてきたとしています。従って、現在の所まだハッキリした事が分かっていない状態です。

今後免疫との関連性をより詳細に調査する必要があるようですね。
 

むっ進行性多巣性白質脳症って?

普通の人にとって、この治療薬にお世話になる事も、この病気にかかる事もそう多くはないと思います。ですが、知識として知っておく事は決して損にはなりませんよね。

進行性多巣性白質脳症とは、大脳の表層部分である大脳皮質に起きる病気です。難病の一つであり100万人に3人程度という極めてまれな病気です。現在日本国内では年間30人くらいの患者が報告されています。別名PMLとも呼ばれています。

原因はポリオーマウイルスと言うウイルスなのですが、このウイルス自体は通常感染しても無害であり、このウイルス自体が珍しいわけではありません。

発症すると注意力の減退や記憶障害、混乱、性格の変化、痴呆、異常行動などの知的症状や、視野狭窄、言語障害、運動障害といった様々な神経症状を引き起こす事もあります。

明確な治療薬は発見されておらず、ウイルスの増殖を食い止める事で症状の悪化を抑える事もありますが、その手段が効かない場合もあります。

ハロウィン免疫異常にも注意

この話の中に登場してきたエリテマトーデスは、膠原病という自己免疫機能の異常によって引き起こされる病気の一つです。免疫異常の原因ははっきりとは分かっていませんが、少なくともエリテマトーデスに関して言うと、子供を産める年齢の女性の患者が圧倒的に多いため、女性ホルモン(エストロゲン)などと関連があるのではないかと疑われています。

免疫も本来は外部からの侵入者を撃退する無くてはならないものです。免疫異常は栄養不足によっても引き起こされる事から、普段から栄養のバランスを考えて健康に気を遣う事が予防の秘訣と言えるでしょう。
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それではまた。


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