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ワタシ、バイクのオイルに関しては、MOTUL信者です。なぜ特に理由はないのですが、ずっとMOTULという「おフランス製」のオイルの5100(リッター当たり2,200円くらい)を使ってきて、特に問題がないから。



BMW、トライアンフ、モトグッツィ、KTMはほぼこれでしたし、今後もそうでしょう。
ただし、ドゥカティのポール・スマートは、ディーラーさんに言われるまま、シェルアドバンスウルトラ4(リッター当たり3,200円くらい)限定。年間1回のみ交換。


つまり受動的な意味でMOTUL信者ということですね。

でも、本当にオイルって何が良いのか、どこが違うのか分かりません。

先日、ソフィア(モトグッツィスポルト)の初回点検の際、「発熱の多いグッツィなので、輸入元推奨は100%化学合成のMOTUL300V。5100は半合成なので、万一の場合保証外となる可能性も・・・」とディーラーの整備担当から示唆がありました。(2015年1月6日アップの記事参照)
しかし、『高性能オイル教』に入信していない私は、「MOTUL5100でお願いします」とお答えしました。
※『高性能オイル教』とは、例えば、100%化学合成のベースオイルのもの(例えばMOTUL300V)を、走行3,000㎞毎に交換するような考え方のことを言います。つまり、リッター3千円から4千円くらいのものを3千キロごとに3リッターから4リッターほど入れ替えてという考え方です。
正直、ずいぶんと環境に悪いなあという感じです。私なら、3千キロは1週間のツーリングに行って、あっという間に走ってしまいます。(下は、2014年6月の北海道東北ツーリング、4千キロ走りました。)

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3台持っていて、年間トータル2万7千キロ乗る私。(1台持ちで年間1万キロも乗らない方とは大きく異なるので参考になるかどうか分かりません。また、オイル価格は、ネット価格、ディーラー価格などいろいろ違います。あくまでも試算です。)
ちょっとMOTUL5100と300Vでどのくらい違うのか試算してみましょう。(工賃別として)
私の場合、5100はリッター2,200円、一回当たり3リッター、5千キロごと(年間5.4回交換)。総計35,640円となります。
高性能オイル短期交換教に入信していると、300Vリッター当たり3,500円、3千キロごと(年間9回交換)。総計94,500円。
差額58,860円。単純計算ですから実態とは違いますが、2.65倍かかるわけです。

100%化学合成オイルとそれ以外の違いがどうなのか、まずはMOTULのHPでチェック。
不思議なことです。5100は、「ベースオイル:化学合成」と表記されています。「半合成」といった表記はありません。一方、300vは「ベースオイル:100%化学合成」と表記されています。その違いっていったいなに


以下には、私がモチュールの輸入元、何軒かのディーラーさんにお聞きして確認した話を総合して書いてみます。私は、モチュール使用者なので、それを例にとって書きますね。万一、間違いがあったらごめんなさい。全部信じるかどうかはお任せしますのでそこのところよろしくです。

モチュールの場合、輸入元に確認したら5100は「半合成」でした。HPに明示されておらず、逆に「化学合成」と書いてあるのは、非常に誤解を招く表現だと指摘したら、輸入元もそう感じているようでした。(早く訂正してほしいです。)
300Vは、サーキットやレースで使用することを前提にしている、300Vと5100で性能は違う、ベースオイルの均質性が100%合成の方が高い、通常の使用なら半合成5100で問題ない、これらの点、輸入元で確認しました。
私が調べたところでは、高熱(どれくらいかは不明)にかなりの時間さらされて変質してしまう場合(つまり一部分オイルの構造が破壊され一部異なる分子構造のものになってしまう、分子構造が分断されるような状況)、その度合いが100%化学合成オイルの方が少ないということのようです。

誰と名前は言えませんが、複数のディーラーの店長さんクラスの言葉をご紹介しましょう。

「正直オイルの種類ごとの差については、具体的に体感することはまずできません。あえて言えば、…のような気がする、という程度。」

「正直なメカニックは、メーカーからの説明では・・・・・・と聞いている、としか言わない。」

「オイルについて、まじめに答えれば、正直自信を持った言い方はできません。だから、早目の交換、なるべく良いオイルを入れた方がいい、そうしか言わないんです。」

また、オイルの質が問題になってエンジンが不具合を起こしたという事例は、まず聞いたことがないそうです。もちろん、交換せずにめちゃくちゃ走ってしまった・・・、オイルレベルが下がってしまったがそのまま走ったとか入れ過ぎた、なんていうのは論外ですけどね。


私のケイティーは、180HPでかなり高回転型のエンジンですが、ディーラーさんご推奨の300Vではなく5100を入れて、全く問題なくゼッコーチョーです。
基本的に5千キロごとの交換ですが、今までの乗ったバイクで排出した使用済みオイルの粘度やそこに含まれている金属的粉などをチェックしてみても、問題だと感じたことはありません。

異論もあるでしょうね。いろいろな方のブログを見ていると、オイルの種類で走りが違う、感じが違うという話も出てきます。このあたりは、走り方やレースコースかどうかなど、いろいろあって、ご本人しか分からないことなので、私は何とも言えませんが、いわゆる「プレシボ効果」もあるのかなぁと私自身の経験でも思います。

今回、ディーラーさんにお尋ねしたり、オイルの輸入元に直接電話したり、さらにはネット情報もチェックしましたが、私のようなロングツーリング中心の乗り方の場合、MOTUL5100の5千キロ交換で、高回転型のケイティーも、3千回るとかなり回っている幹事のソフィアも、十分だと考えています。年一回交換のポールは、次回もディーラーで同じシェルアドバンスウルトラ4を入れてやろうと思います。乗らないバイクですから、劣化しにくい方がいいだろう、というあやふやな考え方ですけどね。

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いろいろ調べて、いろいろ考えて、つくづくオイルって差が体感できないので難しい、ほぼ信じるか信じないか、そういう問題だろう、と私なりの結論に到達しました。オイルのブランドや品番が関心事なのではなく、バイクが万全に走ってくれることが一番の関心事なので、レベルチェックは欠かさない代わり、あまり気にしなくてもいい、というのも私なりの結論ですね。

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