Perfumeと即効性 | 全身蜂の巣

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煩悩を持て余せ!



自動車教習所をすんなり卒業された方は”右脳型”


実地教習に苦労された方は”左脳型”です。



そしてここは、「感覚型」ブログです。






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   (中田ヤスタカ作品の遅効性)


①再生環境をかなり選ぶ音響を持った楽曲


②再生音圧を高めないと制作時のバランスに近付かない楽曲


③左脳(言語脳)をあまり刺激しない右脳(感覚)型の歌詞


④日本語という言語は左脳で認識する言葉の響きを持つ





つまり、日本語の母音の特性が日本人の左脳を活性化させ、


左脳を刺激するものが日本文化を伝統的に育んできたのです。



そんな中、中田さんの創作理念は非常に感覚的(右脳型)であり、


国民的に受け入れてもらう為にはかなり不利だということです。






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   (左脳刺激型芸能)


①左脳(論理脳)にとって、楽曲の転調はわかりやすい手法


②歌詞の意味に重きを置いた歌はわかりやすい


③左脳(理性)を納得させやすいのは、生歌至上主義


④左脳(論理脳)が認識しやすいのは、大きな動きのダンス






   (ももいろクローバーZさん)


①転調の効果が楽曲の滑らかな連続を許さず左脳に刺激を与える


②歌詞にセリフ的部分があり、意味を強く左脳に刷り込む


③一貫して生歌歌唱スタイルである


④身体性を強調することで左脳(論理脳)が認識しやすいダンス




誤解の無いように付け加えると、




*しかるべき魅力を持った楽曲とダンスが結合することにより


 作品に、音楽だけでは感じられない


 ”効用音楽としての効果”が発揮され、全体の表現に”異化”を促し


 演者と受け手の関係性の中に魅力が生まれている



 つまり、ももいろクローバーZさんの魅力の本質は、


 彼女たち自身の中に存在しているのではなく、


 常に作品と向かい合っている観客との関係の中に存在している


 そして、そこにモノノフさん達はスピリッツを見出し、


 そのことにより、マネージメントの出来ない爆発的魅力を感じさせている



 ただし、以上の点はTVカメラ等の媒体を通すと伝わり辛くなる




・・・・ということです。


えっ、いつからモノノフになったんだってっ




ええっと~っ、記事をよく読んでください。


ももいろクローバーZさんは、日本文化という土壌に馴染みやすい


つまり、”日本人にとって解りやすい”表現である


という例えとして、ご登場いただきました。



そして、


楽曲を起点とした表現としての「不思議な魅力」はPerfumeと似ており、


作為のあり方はどうあれ、新しい形を模索中のように感じます(逃げ切ったっ)







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   (中田さんの楽曲&MIKIKOさんの振付け)


①とても感覚的(右脳的)創作理念を持っている


②よく言えば”洗練”、悪く言えば”解り辛い”表現


③そもそも日本人の言語文化にそぐわないもの


④そんな創作家の融合表現であるPerfumeは、魅力の即効性が弱い


⑤かろうじて、Perfumeのルックスにはそれなりの即効性がある





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では、最後に、


Perfumeの表現としての魅力に即効性が無いことを証明するべく


状況証拠を集めてみました(ホントかっ)





   (Perfumeファン)


①「なんか良いかも」と思ってからファンだと自覚することに時間が掛かった


②「何も届いてこない」と思っていた曲が、聴くほどに馴染んでいく


③ファンと自覚しても、ファンクラブ入会に逡巡した


④ファンになる前は存在こそ知っていたが、全くその魅力に気付かなかった


⑤ライブDVDを観るまでは舐めていた


⑥ファンになってからも、「もっと早くから応援したかった」と強く後悔する


⑦ライブ会場で大音量で楽曲を聴いて初めてその魅力に気付いた


⑧きっと、普通運転免許はすんなり取れた


⑨でも、筆記試験は大嫌いだった




えっ、当てはまらないし、状況証拠じゃないじゃないかってっ


そこはそれっ、感覚(右脳)で受けっとって下さい(えええっ)







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全身蜂の巣





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・・・・・「感覚と論理って認識の仕方が違うのっ」・・・とお思いのアナタ・・・・・






           儚くも愛おしい多幸感






・・・・・・・・「答えになってないじゃないかっ」・・・とお思いのアナタ・・・・・・・・





・・・・・・・・・・・・・奥行きは”感覚”で感じるものです





・・・・・・・・・・・・・・・・・「教習所かっ!」