私と妻は中国に２～３年駐在しておりましたが、当時、着任から半年ほどは単身赴任でした。
妻は当時大学院生でしたので、卒業と同時に留学ビザで招聘させ、その数ヶ月、籍を入れて配偶者となりました。
さて、恋人時代にはなかったのですが、正式に結婚して日本人の配偶者となると、「日本人駐在員妻の会」なるものがありました。正式名称は忘れたっ！
私の妻は当時日本語がほとんどできませんでしたから、参加してもほとんどが聞き取れませんでした。
それでも、日本人の中でも多少英語が話せる人もおり、妻も外国人との交流が大好きだったので、は嫌がりもせず参加していました。
しかし…
旦那が働いている間、 お茶ばかりしていてやることがないばかりか、他人のゴシップと旦那の悪口ばかり。
週に１度公式？な食事会が開かれており、彼女は次第に愚痴を聞くのが嫌になり、欠席するようになりました。
企業の駐在員、大使館員妻達が集まるセレブレティ？な集会とは言えない内容。
「自分たちは全然働きもしないで何を言っているのか？」
一人、欧米人男性と結婚された日本人女性も時々顔を出していたようですが、この会に辟易して来なくなってしまいました。この人と妻は唯一気が合った人でした。
欧米人男性の奥さんで変わっているということで色々悪く言われていたようですが、彼女の家族と私達は時々一緒に遊んだりしていましたし、社交的で裏表がありませんでした。
私が駐在していたのは地方都市でしたが、北京・上海などでは奥様同士の派閥、見栄の張り合い、子供の間でいじめ問題もあるそうです。
これじゃあ、せっかく海外に出てきたのに日本と変わらない窮屈な生活…。
いや、むしろ、海外での日本人社会は世帯の密着度が高い分、余計につらそうだなあ…。
妻がこの前こぼしていたのは、
「日本の奥さんたちが昼日中に高級なお店で食事やお茶をしているけど、ああいうのは自分の国ではめったに見ない」
着飾っている奥さんたちが優雅に食事をしている。
別に優雅でないけれども、真っ昼間に食事をお茶をしているのならなぜ働かないのか？
もちろん、普段仕事をしていてたまの休みかもしれないのでしょうが、それにしてもそこかしこにこのような集団をよく見かけますね。
日本は景気がイマイチ、少し前までは不景気でしたが、主婦層は非常に余裕があると外国人からは見られているようです^^;。
