こんにちは。あやめです
本日は、「アントナン・カレームの努力」についてです。
たくさんの方から「アントナン・カレームさんは、ものすごく努力した人ですね!」とコメントをいただきました。
カレームさんは、親に捨てられ、安い定食屋の住み込みとして働きだしますが…
何しろ貧しい家庭に育ったので、教育を十分に受けていません。
文字の読めないカレームさんは、料理の本を読めるように徹夜で勉強し、独学で2,3年後には、不自由なく読めるようになったそうです。
また、16歳の時に、有名パティシエのバイイの弟子になると、料理やお菓子の勉強をするために国立図書館に通い、建築やデッサンの勉強もしました。
この勉強が、後にピエスモンテというお菓子を積み上げていく技法に磨きをかけ、多くの王族や政府高官の目にとまり、サクセスストーリーへとつながったのです。
本人の努力と才能もすごいのですが、図書館に行く時間を与えてくれたバイイやかわいがってくれたタレーラン(当時のフランス外相)など、彼らがいなければ、今のフランス料理やお菓子の発展は、なかったかもしれませんね。
これから、お菓子の歴史をご紹介する時にアントナム・カレームさんは、よくでてくるので、ちょっぴり覚えてくれているとうれしいです。
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あやめ スイーツブログ471