ふたつなき道 | 櫻月

櫻月

浮遊する心の覚書

昨日は
劇団め組『ONEvsHALF』を観に
夕方、吉祥寺まで・・・

吉祥寺シアターは広くて
どこからでも観やすくて、好きな劇場の1つ
  夏もここなので、ちょいと嬉しい

ONE=斎藤一
HALF=中村半次郎

幕末の剣の強さでは有名な二人を中心にすえ
もう1つの諜報力での強さも見せながらの
2時間でした

斎藤一については
いかにもなイメージではあるものの
とある設定を加えたことで
彼のミステリアスな部分をより強調

いやはや、演じられた乙矢さんは大変だったかと
背中と振る舞い、表情だけで伝える部分が多く
伝えながらも、そのミステリアスはさらに
増さなきゃならない

ちょっと落ち着きすぎかなという面もあるのだけど
  斎藤一のそのときの年齢を考えるとね
半次郎との対比を考えるといいのかなとも

対する中村半次郎は
こんな明るい人物だったのかなと
色々調べると「人斬り」の冠だけが先行して
しまっているせいだなと
むしろ、井上さん演ずる半次郎の方が
実際の彼に近いのではないかと

半次郎が得意とした「抜き」技も
しっかりと観られてv
あれ?
一の特技「左片手一本突き」見逃した・・・
  やってたけっか?

桜州の秋本さんが
なかなかいい演技かなと・・・
ご本人に合った役なのだけど
それだけではなく、あの構えとか
懐の深さとか感じられる存在感が
ますます上がっているかと・・・
今後も楽しみ

そして、相変わらず一癖ある役の土山さん
まさか、冬一郎を演ずるとはねぇ・・・
  国幹といったほうがわかりやすいけど
二才(ニセ)の純粋培養っていうのが、よくわかる
大好きな殺陣は、相変わらずお手本のような美しさ
  殺陣の話になると、なぜか師匠よばわりするのはやめて~
  やったことないんだから~~~~
  やっぱり、やるべき?
示現流の掛け声もちゃんと聞けたしさぁ
    「えい」=「ちぇい」で
    切っ先を「すっ」と下げて
    「とぅ」と突き
    で、これがくっついて「チェスト」と聞こえるわけです
思う存分、殺陣をみたくなりましたわ


しのちゃんに、アレが今回の演目に合っているよ~
といわれた着物にして正解
このあいだ手に入れたばかりの羽織も着て
ご機嫌な1日でした